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今田「2勝目狙う!」 キャリアベスト『62』で2位浮上

2010/10/23 11:36
今田「2勝目狙う!」 キャリアベスト『62』で2位浮上
今田が自己ベストを更新する9アンダー『62』をたたき出し、トップと1打差の単独2位に浮上した。 (写真提供:AP Images)

 

 前週シーズンベストの6位タイに食い込み来季のシード権を確定させた今田竜二が、今度はキャリアベストを2打更新する『62』のビッグスコアで優勝戦線に浮上した。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第4戦、ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州、TPCサマリン)は現地時間22日、第2ラウンドの競技を終了。初日3アンダー68の平凡なスコアで38位タイにつけた今田だったが、一夜明けてこの日は目の覚めるようなチャージを開始。1番で4.5メートルのバーディパットを沈め幸先の良いスタートを切ると、3番でセカンドショットをミスしてボギーを叩くものの、4番から3連続バーディで盛り返し8バーディの猛攻。15番のワンオンを狙えるパー4ではティーショットが右のグリーンサイドバンカーに入るも「ライが良かったから」とチップインイーグルを決めて見せ場もつくった。

 終わってみれば米ツアーでの自己ベストを2打上回る9アンダー62。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、首位のジョナサン・バード(米)に1打差の単独2位にジャンプアップ。「先週も調子は良かったけど、まさか62が出るとは…」と本人も嬉しい誤算に笑顔を見せた。「パットが凄く良かったです。6メートル前後が入ってくれたので楽でした。それに(雨の影響で)グリーンが柔らかかったので、ピンをデッドに狙っていくことができましたね」と18ホール中、17ホールでパーオンに成功する安定したラウンドを振り返った。

 08年のAT&Tクラシック以来となる米ツアー通算2勝目に関しては「勝つために日々努力していますけど、こればかりはいつチャンスが来るか分からない。でも今週は良いポジションにいるので、やはり(2勝目を)狙いたいですね。それにしても優勝争いは楽しいものです」と相好を崩す。今年は肋骨にヒビが入るなど故障で苦しんだが、前週シード権を確定させ復調をアピール。ここに来て調子が上向きの今田がさらなる飛躍を胸に誓う。

 その他、通算11アンダー3位タイにアレックス・プルー(米)、マーティン・レアード(スコットランド)、ジョン・センデン(豪)、妹のアレクシスが米女子ツアーで活躍中のニコラス・トンプソン(米)らがつけている。また、初日11位タイとまずまずのスタートを切ったジョン・デイリー(米)はこの日1アンダー70とスコアを伸ばしきれなかったが、通算6アンダー47位タイで予選はクリアした。

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