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今田、“鬼門”克服ならず… 11位タイで最終日へ

2010/10/24 10:55
今田、“鬼門”克服ならず… 11位タイで最終日へ

 

 今田竜二が“鬼門”のムービングデーにスコアを伸ばせず、前日の単独2位からトップ10圏外へ順位を落としてしまった。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第4戦、ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州、TPCサマリン)は現地時間23日、第3ラウンドの競技を終了。首位に1打差の2位からスタートし最終組で回った今田だが、得意のパットが不発で序盤からボギーが先行する苦しい滑り出し。終盤はショットのキレが戻りチャンスを広げるも3パットでバーディを逃すなど“らしくない”プレーが続き、4バーディ、3ボギーの1アンダー70とアンダーパーで回るのが精一杯。単独トップのマーティン・レアード(スコットランド)に6ストローク離され、通算13アンダー11位タイまで後退した。

 今田にとって第3ラウンドはまさに鬼門。予選カット前の平均スコアは70.16でツアー全体のランキングでも27位とまずまずだが、3日目の平均スコアは1ストローク近く悪い71.06。この数字はランク153位とかなり落ち込んでいる。最終ラウンドの平均スコアも71.80でランク145位と、終わりに近付くにつれてスコアを伸ばしきれていない現実が浮き彫りに。だが前週の試合で今季最高位の6位タイに食い込み、来季シード権を確定させ余裕ができた今田のこと。今大会第2ラウンドではキャリアベストの『62』をマークしているだけに、6打差の11位タイで迎える最終日、再びチャージをかけもうひと花咲かせて欲しいものだ。

 上位陣は、ディフェンディング・チャンピオンのレアードが15番パー4でピンそば2.5メートルにワンオンさせ、難なくイーグルを奪いノーボギーの8アンダー63と爆発。昨年の優勝スコアである通算19アンダーまで伸ばし、単独トップに躍り出た。1打差の2位に前日首位のジョナサン・バード(米)が続き、この日9アンダー62をたたき出したルーキーのキャメロン・パーシー(豪)が通算17アンダーでウェブ・シンプソン(米)と並び3位タイに浮上した。

 その他、注目のリッキー・ファウラー(米)が通算13アンダー11位タイ。来季のシード権を確保したばかりのデビッド・デュバル(米)は通算12アンダー16位タイとまずまずの位置につけているが、初日11位タイと好発進を切っていたジョン・デイリー(米)は通算5アンダー65位タイまで後退している。

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