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世界の強豪が日本に集結! 優勝は藍、さくら、それとも…?

2010/11/04 10:51
世界の強豪が日本に集結! 優勝は藍、さくら、それとも…?

 

 日米両女子ツアー共催のミズノクラシックが5日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に開幕する。日米ツアーの賞金ランク上位選手に出場資格が与えられるエリート大会に、現世界ランクNo.1の申ジエ(韓)、ホール・オブ・フェイマーのカリー・ウェブ(豪)、21歳にしてメジャー通算3勝を誇るヤニ・ツェン(台)、今季国内メジャー初戦のワールドレディスチャンピオンシップを制したモーガン・プレッセル(米)ら世界の強豪が集結した。

 その中でも注目は今季米ツアーで5勝を挙げる宮里藍。現在世界ランクでは4位に甘んじているものの、先月中旬までは女王ロレーナ・オチョア(メキシコ)引退後の最長記録となる9週間連続でNo.1をキープするなど、紛れもない世界のトッププレーヤーだ。優勝賞金18万ドル(約1,620万円)の今大会で優勝できれば、最大の目標と公言するプレーヤー・オブ・ザ・イヤーだけでなく米ツアーの賞金女王獲得の可能性も出てくる。舞台となる近鉄賢島カンツリークラブには「風が吹くと難しくなるコース。優勝スコアも風次第だけど、10アンダー前後になるのでは」と慎重な姿勢を見ているが、母国でシーズン6勝目を飾り激戦が続く各タイトル争いで少しでもリードしたいところだ。

 また、日本女子オープンでプロ初優勝を達成し米ツアーでも毎週のように優勝争いを演じている宮里美香にも注目が集まる。日本女子オープン優勝で獲得した日本ツアーの出場権を辞退し、改めて米ツアーを主戦場に挑戦を続けることを宣言した直後だけに、気合十分で臨んでくるはず。海外常駐組では、藍&美香のダブル宮里のほか、2007年のミズノクラシック覇者である上田桃子も参戦。米ツアー進出の足掛かりとなった記念の舞台で3年ぶりとなるミズノクラシック制覇を狙う。

 一方、今大会を含めシーズン残り4戦となった日本ツアーの面々にとっても大きな意味を持つ戦いとなる。現在の賞金ランクでは、韓国人初の賞金女王に向けトップを独走するアン・ソンジュ(韓)を約3,200万円差で昨季賞女王の横峯さくらが追走する展開。横峯は予選ラウンドからディフェンディング・チャンピオンの宋ボベと世界ランクNo.1の申といった強豪韓国勢と同組でプレーするが、前の組で回るアンはよく見える。互いに意識しないわけにはいかないだろうが、集中したほうが有利なのは言うまでもない。特に横峯は今大会で単独2位以上なら史上初の4年連続獲得賞金1億円突破となるだけに、こちらも励みにしたいところ。

 その他国内勢では、諸見里しのぶ、馬場ゆかり、有村智恵ら若手実力者から大物ルーキーの藤本麻子、さらに福嶋晃子や鬼澤信子のベテラン勢などトップ選手が勢揃い。また、前週の樋口久子IDC大塚家具レディス最終日にツアー記録タイの『62』をたたき出し、大逆転Vで初優勝を果たした森田理香子にも要注目だ。

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