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25歳M.カイマー、史上2番目の年少賞金王に輝く!

2010/11/29 10:37
25歳M.カイマー、史上2番目の年少賞金王に輝く!
「RACE to DUBAI」(ドバイへの道)と銘打たれた欧州ツアーの賞金王争い。2010年のチャンピオンは弱冠25歳のM.カイマーとなった。 (写真提供:AP Images)

 

 マーティン・カイマー(独)とグラエム・マクドウェル(北アイルランド)の賞金王争いは、最後にマクドウェルが意地を見せたものの一歩及ばず、25歳のカイマーが欧州ツアー史上2番目の年少賞金王に輝いた。

 今年の全米オープン王者マクドウェルが逆転で賞金王に輝くためには、欧州ツアーの今季最終戦ドバイ世界選手権(UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)で3位以内に入らなければならなかった。現地時間28日に行われた最終ラウンドでマクドウェルは4アンダー68をマークしたが、通算6アンダー13位タイ止まり。カイマーもスコアを伸ばせず同じ13位タイだったが、大会前の約29万ユーロ(約3,200万円)の賞金差は縮まらず、栄冠はカイマーの頭上に輝いた。

「すごく誇りに思います。今年は全米プロでメジャー初制覇を経験し、こうして賞金王にもなれて、自分のゴルフにはとても満足しています。100パーセントの力を発揮できたという実感があります。今日はパープレーだったけど最後まで楽しめました」と声を弾ませたカイマー。賞金ランク2位に甘んじたマクドウェルも「カイマーはタイトルに相応しい。今週は思い通りのプレーができなかったけど(賞金王争いに)敗れても悔いはない」と若き賞金王を祝福した。

 ちなみに、欧州ツアーでドイツ人賞金王が誕生したのはベルンハルト・ランガー(1981年、1984年)以来2人目。また、25歳335日での賞金王は1989年にロナン・ラファルティ(アイルランド)が25歳289日で同タイトルを獲得して以来史上2番目の年少記録だ。2007年に賞金ランク41位、2008年に8位、昨年3位と、デビューしてから着々と実績を積み重ねてきたカイマーがツアー4年目にして初の頂点に立ったのだ。

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