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M.ウィルソン、36ホールの長丁場制しツアー通算3勝目!

2011/01/17 16:58
M.ウィルソン、36ホールの長丁場制しツアー通算3勝目!

 

 初日が豪雨でキャンセルとなり、最終日に36ホールの決勝ラウンドを戦うことになった米男子ツアーのソニー・オープン・イン・ハワイ(ワイアラエCC)。長丁場のマラソンレースを制し、勝利の美酒に酔ったのは昨シーズン不調に喘いだマーク・ウィルソン(米)だった。

 現地時間16日の午前中に行われた第3ラウンド、ウィルソンは快調なプレーでノーボギーの5アンダー65をマークし単独トップに浮上。引き続き行われた最終ラウンドでもピンチを凌ぎ切り、36ホールでボギーを一度も叩かない完璧なゴルフを見せた。通算16アンダーまでスコアを伸ばしたウィルソンは、後続に2打差をつけて今季初優勝。「午前と午後、待ち時間なく36ホール回れたから良い流れが途切れなかった。余計なことを考えずにすんだのが有り難かった」と勝因を語った。

 第3ラウンドと最終ラウンドのインターバルがわずか3分という組もあり、ウィルソンはサンドイッチを慌ただしく口に詰め込みティーグランドへ向かった。だが「今週はツイている」という言葉通り、ミスをして距離の長いパーパットを残しても、そこから気合いでねじ込む勝負強さを発揮。追いかけるスティーブ・マリーノ(米)が最終ホールでイーグルチャンスにつけても慌てず、きっちり刻んで3打勝負でバーディを決め2009年マヤコバ・ゴルフ・クラシック以来となるツアー通算3勝目をゲットした。

 昨季はトップ10入りわずか2回で賞金ランクもシード圏内(上位125名)ぎりぎりの123位。賞金シード落ちの危機を乗り越えつかんだフルフィールド初戦での勝利だけに、その喜びもひとしおだった。通算14アンダー2位タイにマリーノとティム・クラーク(南ア)が入り、首位タイからスタートしたスチュアート・アップルビー(豪)は通算9アンダー13位タイ。同じく首位タイから出た日本の丸山茂樹は最終日36ホールで1つしかスコアを伸ばせず、通算11アンダー7位タイに終わっている。

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