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“Ping Eye 2”問題でUSGAとPING社が会談

2010/02/12 19:57
“Ping Eye 2”問題でUSGAとPING社が会談

 

 今シーズンからアイアンの溝に関するルールが改訂され、本来使用が認められないはずのスクエアグルーブ(溝の形状)を採用している1990年4月1日以前に製造されたPing Eye 2が例外的にツアーでの使用を認可されている件について、ルールを統括するUSGA(全米ゴルフ協会)と当事者のPING社が、火曜日(現地時間9日)にテキサス州ダラスで会談を持ったことがこのほど明らかになった。

 USGA会長のジム・へイラー氏によると「我々はPing Eye 2問題についてPING社と有益な会話を交わすことが出来た」と語っており、開幕以来選手及び世間を巻き込んで大きな論争に発展したいざこざの収集に向け、一歩前進したことを打ち明けた。

 20年以上前のPing Eye 2だけが例外的に使用を認められているのは、当時PING社が起こした訴訟で勝訴しているためで、もしそれを使用禁止にすれば新たな問題に発展するというわけ。しかしルールの盲点をついた形でシーズン当初からジョン・デイリー(米)やフィル・ミケルソン(米)が同クラブのウェッジを使用。ミケルソンクラスの大物がPing Eye 2を使用したことで、選手たちの間から「道義的な問題がある」「インチキだ」などの声が噴出し大論争となっていた。果たしてこの会談を経てUSGAが事態をどう収集するのか? 今後の成行きが注目されている。

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