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優勝戦線浮上のタイガー「前半を折り返してから燃えてきた」

2011/04/09 10:00
優勝戦線浮上のタイガー「前半を折り返してから燃えてきた」
2日目に66をマークして3位タイに急浮上したウッズ。優勝の本命候補に名乗りを上げた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 1年以上勝ち星から遠ざかっているタイガー・ウッズ(米)が、もっとも勝ちたい試合で優勝戦線に浮上した。

 現地時間8日、米男子ツアー今季メジャー初戦マスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)の第2ラウンドの競技が行われ、24位タイからスタートしたタイガーは、出だしの1番でいきなりボギーを叩く苦しい滑り出し。前半はバーディとボギーが交互に来る不安定な内容だったが、8番パー5から3連続バーディを奪って流れをつかむと、後半も3連続を含む5バーディの猛攻で6アンダー66をマーク。通算7アンダーまで伸ばし、首位のローリー・マキロイ(北アイルランド)に3打差の3位タイまで順位を上げた。

 「とにかく忍耐強いプレーをすることを心掛けた。フロント9をアンダーパーで回れれば、後半はうまくいくと思っていた。9ホールを1アンダーで折り返してから燃えてきた。それに11番の(距離の長い)パーセーブも大きかった。首位との差は3つ。明日も我慢してチャンスに決められれば差を詰めることができるはず」と復活Vに意欲を見せた。

 一連の不倫スキャンダルで無期限欠場を表明していたタイガー。彼がその復帰戦に選んだのが昨年のマスターズ。そのときは4位タイに入り勝つのは時間の問題と思われていたが、昨年は遂にデビュー以来初めて未勝利のシーズンとなり、今季もここまでは今ひとつピリッとしないゴルフで優勝争いに加われず、気付けば世界ランクも7位に後退。若手の台頭もありすっかり影が薄くなった矢先の快進撃で、一躍優勝の本命候補に名乗りを上げた。

 「今日は前半にミスもあったけど、前のホールで何があっても引きずらず、そのときの場面に集中することだけを考えた」と語ったタイガーは、残り2日無心で白球に向き合うつもりだ。

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