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首位発進のL.ドナルド、王座奪取に自信!

2011/05/27 13:27
首位発進のL.ドナルド、王座奪取に自信!

 

 絶好調のルーク・ドナルド(英)が、世界ランクNo.1の座につくために最高のスタートを切った。

 欧州ツアーのかつての本拠地、英国ウエントワースCを舞台に、メジャー王者4人を筆頭にトッププレーヤーたちが集まったフラッグシップ・トーナメントのBMW PGA選手権第1ラウンドは現地時間26日、雷雨のため中断し再開したものの日没サスペンデッドとなった。現在世界ランク2位のドナルドは7アンダー64でホールアウトして暫定ながら単独首位。目の上のたんこぶでもある同1位のリー・ウェストウッド(英)が、1オーバー72とふるわず、暫定38位タイにいることから王座が見えてきた。

 風と雨に見舞われたコンディションをものともせずに、ドナルドは4番からの7ホールで5バーディの猛攻を見せた。「たぶん今までで最高のラウンドのひとつ。風が回っていて、雨が降るタフなコンディションで決して易しくはなかったけど、目の前のショットだけに集中した」と、昨年大会でも2位タイに入っているだけに自信満々。「目標は優勝すること。それでリー(・ウェストウッド)より上位には入れれば(世界ランクNo.1になれるので)最高だ」と、余裕すら見せた。

 ドナルドはこれまでに2度、王座につくチャンスがあったが、1度目は米ツアーのザ・ヘリテイジでブラント・スネデカー(米)にプレーオフ負け、2度目は先週のボルボ世界マッチプレー選手権決勝でイアン・ポルター(英)に敗れて惜しいところでこれを逸している。だが、めげることなく好調さを維持しており、今週こそと意気込んでいる。

 迎え撃つ立場のウェストウッドは、6番でダブルボギーを叩くなど精彩を欠いた。だが、こちらも決してぴりぴりしてはいない。ラウンド後には、ランダムに行われるドーピングテストの対象にされたが、これをジョークで笑い飛ばした。「ドラッグテストは64でプレーした後のルーク(・ドナルド)にするべきなんじゃないの?」と、第2ラウンド以降の巻き返しに自信があればこそのコメントをしてみせた。

 ドナルドに2打差の暫定2位タイには、18歳のマッテオ・マナッセロ(伊)とヨハン・エドフォース(スウェーデン)。世界マッチプレー選手権優勝のポルターも3アンダー68で暫定5位タイと好位置につけている。

 世界ランクNo.1奪還を狙うマーティン・カイマー(独)は、3オーバー74で暫定53位タイ、昨年の全米オープン王者、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)は、4オーバー75で暫定81位タイといずれも出遅れている。

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