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藍、単独トップで最終日へ! 佐伯&美香にもチャンスあり

2011/07/24 08:34
藍、単独トップで最終日へ! 佐伯&美香にもチャンスあり
エビアン・マスターズ3日目。今大会2度目の優勝を狙う宮里藍がノーボギーのゴルフを披露して単独首位に浮上した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 2年前ツアー初優勝を飾った思い出の地で、ムービングデーにノーボギーの完璧なゴルフを披露した宮里藍が大会2度目の勝利に王手をかけた。

 欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズ第3ラウンド(現地時間23日/仏、エビアン・マスターズGC)で、再び“なでしこ”たちの躍動感溢れる好プレーが続出した。前日単独トップに立った佐伯三貴が「前半は緊張して自分のゴルフが出来なかった」と出だしの1番でいきなりボギーを叩いた後、スコアカード通りの我慢のゴルフが続くのを尻目に、2位タイからスタートした宮里藍が猛チャージ。好調なショットとパットが噛み合いノーボギーの5アンダー67をマークし、通算13アンダーまでスコアを伸ばして後続に2打差の単独トップに躍り出た。

「3日間の中で一番良いプレーが出来ました。ミスをしてもしっかりリカバーが出来たし、1日を通して落ち着いてプレー出来たのがノーボギーに繋がったのだと思います」と、この日のラウンドを振り返った藍。だが気持ちを先走らせることなく「2打差は安全圏ではない。明日は皆バーディ攻勢をかけてくるでしょうから、私は私で自分らしいプレーをするしかありません。何があるかわかりませんが、自分の調子が良いことだけは確かです」としっかりと地に足を着けている。

 一方、前半苦しんだ佐伯も11番でバーディを奪取して流れを変えると、後半は3バーディの安定したゴルフで2アンダー70にスコアをまとめ、通算11アンダー2位タイにぴたりとつけた。「LPGAツアーで勝つのが夢。今私はその夢に近づいているのを感じている」と逆転Vに意欲を示した。

 また、宮里美香は9バーディを奪いながらボギー3つ、ダブルボギーを1つ叩く出入りの激しい内容。しかし「明日も前半からアグレッシブに攻めたい」と、藍と4打差(通算9アンダー)8位タイからの逆転勝利を諦めていない。

 その他の日本勢も積極的なプレーでスコアを伸ばし、上原彩子が通算7アンダー13位タイ、不動裕理は通算6アンダー18位タイ、飯島茜が通算5アンダー21位タイとまずまずの位置を確保。さらに服部真夕はこの日2アンダー70をマークし、通算1アンダーで前日の64位タイから41位タイへ浮上している。

 しかし森田理香子(通算1アンダー41位タイ)、大山志保(通算1オーバー55位タイ)、野村敏京(通算2オーバー60位タイ)、笠りつ子(通算6オーバー70位)の面々はこの日スコアを落としリーダーボードを後退した。

 尚、金田久美子、茂木宏美、馬場ゆかり、北田瑠衣、上田桃子、福嶋晃子の各選手はすでに予選で姿を消している。

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