ツアー未勝利のS.ピアシー、コースレコード『61』で首位奪取!
WGC-ブリヂストン招待と同週開催の米男子ツアー、リノ・タホ・オープン第3ラウンド(現地時間6日/ネバダ州、モントリューG&CC)で大記録が飛び出した。まだ優勝経験がなく、この日45位タイからスタートしたスコット・ピアシー(米)が、ムービングデーに8連続バーディの猛攻でコースレコードを叩き出し単独トップに躍り出た。
ピアシーがマークした8連続バーディは、今季のツアー連続バーディタイ記録。ハーフ28も同じく今季ツアー最少ストロークタイ記録となった。後半はペースダウンしたものの、それでも最終18番をイーグルで締めくくり、11アンダー61のコースレコードをマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばし、2位のジョシュ・ティーター(米)に2打差をつけて念願のツアー初優勝に王手をかけた。
ラスベガス出身の32歳は「昨日までショットが良かったのにパットが決まらず低迷していた。だからキャディに言ったんだ。“これくらいショットの調子が良くて、もう少しパットが入ったら、何か特別なことが起きる”ってね。その通りになったよ」と達成感を滲ませた。今季はトップ10入りが1度しかないが、ビッグネームがこぞってWGC-ブリヂストン招待に出場しフィールドが手薄なこの大会は、初優勝を狙うには絶好のチャンスかもしれない。
またこの日はムービングデーらしくリーダーボードが激しく入れ替わった。通算10アンダーのパット・ペレス(米)は前日の34位タイから3位タイに急浮上。同じ3位タイにつけたジョン・メリック(米)、ブレイク・アダムス(米)もこの日スコアを伸ばし上位進出を果たしている。
一方、今大会2連覇の経験を持ち、前日トップに立っていたボーン・テイラー(米)はスタートホールでいきなりダブルボギーを叩いてつまずき、イーブンパー72の平凡なスコアで通算9アンダー9位タイに後退。歴代チャンピオンのひとりウィル・マッケンジー(米)もスコアを2つ落とし、19ランクダウンの21位タイ(通算6アンダー)に順位を下げた。
尚、今大会に日本勢は出場していない。(STATS-AP)