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16歳アマ伊藤が単独トップ浮上! 石川は今季4度目の予選落ち

2011/09/16 18:43
16歳アマ伊藤が単独トップ浮上! 石川は今季4度目の予選落ち

 

 国内男子ツアーのANAオープンゴルフトーナメントは16日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。今大会のホストプロ石川遼は、91位タイからスタートしたこの日2オーバー74と巻き返すことが出来ず、前日の出遅れも響いて99位タイで予選落ちに終わった。その一方で、石川の後輩で杉並学院高1年、16歳のアマチュア伊藤誠道がノーボギーの6アンダー66でラウンドし、通算9アンダーで単独トップに躍り出た。

 この日の主役はホストプロの石川ではなく杉並学院高の後輩・伊藤だった。小学生時代から数々のアマチュアタイトルを獲得し、2009年の国内男子ツアーVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントで初めて決勝ラウンドに進出し、同ツアー史上最年少(14歳21日)での予選通過記録を樹立した。その翌年の三井住友VISA太平洋マスターズではトップ10入りを果たすなど、将来を嘱望されているアマチュア選手のひとりだ。

 この日、首位と2打差の7位タイからスタートした伊藤は、前半(10番スタート)序盤の12番、13番で連続バーディを奪うと、16番もバーディとして3アンダーでハーフターン。後半にも上がり3ホールで2つスコアを伸ばすなど、ボギーのない完璧なゴルフで6アンダー66をマークし、通算9アンダーで自身初の首位での決勝ラウンド進出を果たした。

 ディフェンディング・チャンピオンの池田勇太は、今大会と同じく連覇がかかっていた先週はまさかの予選落ち。前週の雪辱を果たすべく臨んだ大会初日はドライバーとアイアンを一新した効果もあり2位タイと好発進を切った。しかし、この日はスコアメイクに苦しみ、前半は1バーディ、2ボギーの1オーバー。後半はイーブンパーで回り、前日からスコアを1つ落として通算3アンダーで賞金ランク2位の金庚泰(韓)、近藤共弘らと並ぶ19位タイに後退している。

 翌日20歳の誕生日を迎える石川は、ボギースタートでいきなり躓くと3番もボギーとして失速。さらに後半出だしの10番では痛恨のダブルボギーを叩くなど精彩を欠いたプレーでこの日は2オーバー74。通算4オーバー99位タイとカットラインに4打届かず予選ラウンドで早々に姿を消した。

 その他上位陣は、首位の伊藤に1打差の単独2位に松村道央、さらに1打差の3位タイに平塚哲二、小田孔明ら3人がつけ、通算6アンダー6位タイにベテランの片山晋呉、伊澤利光が続いている。

 また、前週優勝のドンファンは3アンダー69で回り、通算2アンダー27位タイで予選突破。前日7位タイの藤田寛之はこの日3つスコアを落として、カットラインぎりぎりの通算イーブンパー58位タイで予選通過している。一方で賞金ランク3位のベ・サンムン(韓)は4オーバー76を叩いて通算6オーバー110位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

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