ルーキーK.ブラッドリーが首位発進! プレーオフ最終戦
全米プロゴルフ選手権王者、キーガン・ブラッドリー(米)が、米男子ツアートップ30の戦いで単独首位に立った。
同ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間22日、第1ラウンドの競技を終了。6アンダー64でプレーしたブラッドリーが、ルーク・ドナルド(英)、チェズ・リアビ(米)、ジェイソン・ダフナー(米)の3人に2打差をつけて、ビッグタイトルに向けて邁進している。
同じジョージア州で、車で40分もかからない場所にあるアトランタ・アスレチックCで行われた8月の全米プロゴルフ選手権で優勝したブラッドリーと、プレーオフで敗れたダフナーの2人が上位に名を連ねた大会初日。ブラッドリーが「彼(ダフナー)も(僕と同じように)この芝が好きなのはわかっているから驚きはしないよ」と口にしたように、全米プロでの経験による自信はもちろんだが、芝への適応が好スタートを呼んだようだ。
実はブラッドリーはメジャー大会で勝ったにもかかわらず、11月のザ・プレジデンツカップ(17〜20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)のメンバー入りすることができなかった。これは、過去2年間のランキング(2009年のザ・バークレイズから今季のBMW選手権までのPGAツアー主催大会での獲得賞金を元にしたもの)トップ10の選手が選ばれるシステムとあって、ルーキーであるブラッドリーには仕方のないこと。それでも残り2つの主将推薦枠を狙っているのだ。
1人は、かつての世界ランクNo.1、タイガー・ウッズ(米)を選ぶと米国チームのフレッド・カプルス(米)主将は宣言しているため、狭き門となるのはわかっているが、今大会の様子を見て決めるとも言っている。だからこそブラッドリーは、勝って存在感をアピールしようと燃えているのだ。
2位タイには世界ランキングNo.1のドナルドもいれば、昨年の賞金王であるマット・クーチャー(米)、WGC-ブリヂストン招待優勝のアダム・スコット(豪)も、3アンダー67でプレーして5位タイにつけている。
30人の精鋭が揃った大会だけに最後の最後まで気が抜けないが、それでもブラッドリーは大きなアドバンテージを手に栄光へと突き進む。