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WGC-キャデラック選手権、日本ツアー勢大苦戦…

2012/03/09 11:48
WGC-キャデラック選手権、日本ツアー勢大苦戦…

 

 日本ツアーでおなじみの面々がブルーモンスターの洗礼を浴びた。

 現地時間8日に第1ラウンドの競技を行った世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)には、昨季国内男子ツアー2勝の高山忠洋、アジアンツアーでも常連の平塚哲二、2010年日本ツアー賞金王の金庚泰(韓)、そして昨季日本ツアー賞金王でQTを突破し今季は米男子ツアーで戦っているベ・サンムン(韓)の4人が出場している。

 中でも最も苦しんだのがベ・サンムンだった。出だし1番をバーディでスタートしたものの、ショットが安定しない。3番、6番、7番とボギーを重ねて、8番パー5ではトリプルボギーを叩き前半5オーバー。悪戦苦闘が続いた。バックナインに入っても11番、14番でボギー。16番でようやく2つ目のバーディを奪ったが18番もボギー。7オーバー79の大乱調で出場74選手中、最下位の74位と最悪の初日となった。

 今季はルーキーとしてプレーしているが6試合に出場して予選落ちはゼロ。WGC今季初戦のアクセンチュア・マッチプレー選手権では準々決勝まで進んで5位タイと実力を発揮している。だが、スタッツを見るとショットの精度は今ひとつで、それがスコアに表れてしまった格好だ。トッププレーヤーたちが集まる大会でまさかの最下位発進。それでもここから這い上がるのがベ・サンムンの強さなのだが、はたして…。

 アジアでの経験豊富な平塚哲二も、やはり苦しいゴルフを強いられた。10番からスタートして6ホールをスコアカード通りに切り抜けたが、16番から3連続ボギー。1番でバーディを奪ったものの、3番で痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。さらに6番ボギー、8番でもダブルボギーとオーバーパーを重ね6オーバー78でホールアウト。71位タイと大きく出遅れてしまった。

 高山忠洋と金庚泰は何とか粘り通した。高山は1番をバーディでスタートしたが、2番ボギー、3番ダブルボギーと立ち上がりに躓く。それでもその後を2バーディ、2ボギーで切り抜けて2オーバー74。パットの好調さに助けられて44位タイにつけた。金庚泰も1イーグル、4ボギーの2オーバー74で回り高山と同じく44位タイで初日を終えた。

 首位タイに立ったのは、6アンダー66をマークしたアダム・スコット(豪)とジェイソン・ダフナー(米)の2人。2打差の3位タイには昨季マスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)の2人が続き、さらに1打差の5位タイにはキーガン・ブラッドリー(米)、スティーブ・ストリッカー(米)、カイル・スタンレー(米)らがつける展開となっている。

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