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美香3位タイ、V圏内で最終日へ! 藍&横峯は一歩後退

2012/07/08 08:31
美香3位タイ、V圏内で最終日へ! 藍&横峯は一歩後退
全米女子オープン3日目。米ツアー初Vをメジャーで達成しようと意気込む宮里美香が、首位に7打差ながら3位タイの好位置で最終日を迎えることとなった。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ナ・エン・チョイ(韓)がコースレコードを更新する7アンダー65をマークし、ただひとり別格のゴルフを続けたムービングデー。決勝ラウンド進出を決めているダブル宮里と横峯さくらはスコアを落としながらも精一杯のプレーを続けた。

 最高峰のメジャー、第67回全米女子オープンは、ウィスコンシン州のブラックウルフ・ラン チャンピオンシップCを舞台に現地時間7日、第3ラウンドの競技を終了。難コースに風が吹き始めたこの日、難コンディションをものともせずチョイが通算8アンダーまでスコアを伸ばし前日の9位タイから単独トップに浮上。単独2位のエイミー・ヤン(韓)に6ストロークの大差をつけ大きく抜け出した。

 そんな中、宮里美香も数少ないアンダーパーグループをがっちりとキープ。スタートホールの1番でバーディ逃しのパー発進。5番まで我慢してパーをセーブしてきた美香だが、6番でワンピンのパーパットをショートさせてこの日初ボギー。8番でもパーをセーブ出来ず前半を2オーバー38で折り返す。

 後半に入っても好調なショットでチャンスを作るが、バーディを狙うパットがショートするなどしてパー止まり。そして迎えた14番でセカンドがカップをかすめるナイスショットでようやく初のバーディが来てスコアを1つ戻す。しかしそこからは再びスコアカード通りのプレーで1オーバー73。通算1アンダーでアレクシス・トンプソン(米)、サンドラ・ガル(独)と並び3位タイの好位置をキープした。最終日は17歳のトンプソンと同組で回ることになり、ギャラリーを引き連れてのプレーが実現しそうだ。

 一方、悲願のメジャー制覇を狙う宮里藍は苦しい戦いを強いられた。出だし1番でティーショットがバンカーにつかまりボギーとすると、3番でもボギーを叩く。5番でこの日の唯一のバーディを奪ったものの、後半に入っても13番でティーショットが右の池につかまるなど立て直しがきかず、1バーディ、4ボギーの3オーバー75でホールアウト。13位タイから15位タイに一歩後退し「ゴルフの調子は凄く良くて、ショット、パットともに良いフィーリングなのに流れが上手く作れない」とストレスが溜まるメジャーでの戦いを振り返った。だが難しいコースだからこそチャレンジ意欲をかき立てられる。「先週優勝して今週は自信を持って挑めている。毎日表情が違うコースに挑むのは凄く面白い」と気持ちを切り替え、明るい表情で最終日の巻き返しを誓った。

 もう1人決勝ラウンド進出を決めている横峯も1バーディ、4ボギーの3オーバー75とフラストレーションが溜まる1日。通算4オーバー20位タイにとどまっている。

 尚、上田桃子、野村敏京、綾田紘子、中山三奈、馬場ゆかりの面々は予選ラウンドで姿を消している。

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