ライダーカップ　米国の命運はタイガーの活躍次第!?

　ライダーカップ米国チームの勝利のカギを握るのはやはりタイガー・ウッズ（米）になりそうだ。

　現地時間28日に開幕する2年に1度の名誉をかけた欧米決戦を前に、タイガーの名パートナーと言われるスティーブ・ストリッカー（米）はこう言った。「タイガーがポイントを稼ぐことはものすごく弾みになる。チーム全員がいいプレーをする必要があるけれど、タイガーがいいスタートを切ることは本当に大切だと思う」。確かに、これまでのタイガーの実績は13勝14敗2分けと不甲斐ない。実力の割には負け越しており、それに比例するように参加した大会でタイガーは1度しか勝利を経験していない。2008年に米国チームが勝った時には故障で出場できていないという事情もあるが、それでも過去8大会で2勝6敗と近年負け越している米国チームにあって“戦犯”と呼ばれるのも仕方ない話だ。

　それだけに今回、タイガー自身もそれを支えるストリッカーも責任の重さをひしひしと感じている。過去の実績について「もちろん責任は感じている。だって僕はポイントを稼げてないからね」と口にしたタイガーが、今回どんな結果を出してくれるのか。初日午前中のフォーサム（2人のプレーヤーが1つのボールを交互に打つストローク形式）は、やはりストリッカーと組んでイアン・ポルター（英）＆ジャスティン・ローズ（英）の英国ペアと激突する。タイガーが実力を十分に発揮してくれれば、米国チームが活気づくのは言うまでもないのだが…。