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P.ミケルソン、自己ベスト『60』をマークして暫定単独首位!!

2013/02/01 12:38
P.ミケルソン、自己ベスト『60』をマークして暫定単独首位!!
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは第1Rの競技を行い、自己ベスト『60』をマークしたP.ミケルソンが暫定単独首位に立った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 フィル・ミケルソン(米)が第二の故郷で大爆発した。

 米男子ツアー今季第5戦、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間31日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、日没サスペンデッドにより勝負は翌日に持ち越された。そんな中、アリゾナ州立大学時代を当地で過ごしたミケルソンが11アンダー『60』を叩き出し、暫定ながら単独首位に立った。

 この日10番スタートのミケルソンは出だしからいきなりの4連続バーディで波に乗ると、16番からも4連続バーディを奪い10ホールを終えた時点で8アンダー。その後も3番、4番、7番とさらにバーディを重ねて11アンダーで終盤を迎えた。大ギャラリーで知られるこの大会で地元に縁のあるミケルソンは1番人気。その快進撃にギャラリーはどんどんヒートアップし、歓声と口笛が止まらない状態に陥った。大詰めの8番では7.5メートルのチャンスにつけるもわずかにショートしてパー。最終9番でも6メートルのバーディパットが最高のラインにつけた。入れれば『59』。ボールはラインに乗りミケルソンもカップに向かったが、最後の最後でカップに蹴られて入らず。それでも大会記録&自己ベストに並ぶ『60』でホールアウトした。

「60は素晴らしい。でも、60と61なら変わらないが、60と59では大きな違いがある。やっぱり59には大きなバリアがあるんだよ」と笑ったミケルソン。それでも「僕にとっては歴史的な一日。ずっと覚えているだろう。最後のパットは特に」と複雑な胸中を口にした。税金問題に不満を表し、それを謝罪してスタートしたシーズンの暗雲をビッグスコアで一気に吹き飛ばした。

 4打差暫定2位タイでミケルソンを追うのは、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、ライアン・パーマー(米)、ブラント・スネデカー(米)、ジェフ・マガート(米)、テッド・ポッターJr.(米)の5人。さらに1打遅れてY・E・ヤン(韓)、ビル・ハース(米)ら11人がつけており、2位以下は混戦状態となっている。

 その他の主な選手では、ブッバ・ワトソン(米)が4アンダー67で回り暫定27位タイ。今季3戦目で初の予選通過を狙う石川遼は1オーバー72で暫定104位タイと苦しいスタート。2日目以降の巻き返しがないと、今週も予選通過が難しい出だしとなってしまった。

 また、薬物疑惑渦中のビジェイ・シン(フィジー)は第1ラウンドスタート前に欠場を決めている。

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