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タイガー、連覇へ好発進! 石川も5位タイ

2013/03/22 10:49
タイガー、連覇へ好発進! 石川も5位タイ
米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待初日。この日6バーディを奪った石川遼が首位と4打差の5位タイと今季最高のスタートを飾っている。(写真提供:AP/アフロ)

 

 タイガー・ウッズ(米)が得意大会で連覇に向けて好発進だ。

 米男子ツアー、アーノルド・パーマー招待は現地時間21日、フロリダ州のベイヒルC&ロッジを舞台に第1ラウンドの競技を終了。7アンダー65でプレーしたジャスティン・ローズ(英)が単独首位に立ったが、このコースを得意とするタイガーもこれに4打差の5位タイと大会8勝目と連覇が十分狙えるスタートを切った。

 この日のタイガーは4つのパー5で1イーグル、3バーディーの5アンダー、攻めるべき場所をきっちり抑えて見せた。ホールアウト後に練習場に直行し、ドライバー、アイアンを約1時間打ち込んだことからもわかるように、この日ショットが今一つだったタイガー。だが、優勝したWGC-キャデラック選手権の前に親友スティーブ・ストリッカー(米)からレッスンを受けたというパッティングが冴えた。大会直前にアルペンスキーヤーのリンゼイ・ボン(米)と熱愛宣言をして臨んだのも、自信が戻ったからに他ならない。マスターズまではあと3週間。完全復活への布石として外せない今大会で勝つための準備は整った。

 一方、今季これまで7試合に出場して5試合で予選落ち、ベストフィニッシュがプエルトリコ・オープンの39位タイと苦しんでいる石川遼も、タイガーと同じ3アンダー69で5位タイと素晴らしいプレーを見せた。

 この日10番からスタートして12番でバーディを先行させた石川は、14番ボギーの後、15、16番で連続バーディー。2アンダーで前半を終える。後半出だしの1番をボギーとした時は嫌なムードが漂ったが、3番、5番とバーディを重ねてこれを払拭。8番ボギーの後、最終9番でもバーディを奪って3アンダー。久しぶりに弾けるような笑顔を見せた。

 マスターズ直後の国内男子ツアー開幕戦東建ホームメイトカップ(4月18〜21日/三重県、東建多度カントリークラブ・名古屋)を欠場することを決断したばかりの石川。国内ツアーが自らの双肩にかかっていることは十分承知しているが、想像以上に米ツアーは厳しく、しっかりと専念しないとシード権確保は難しいと判断してのことだ。心の迷いが吹っ切れての好発進だが、大切なのは2日目以降。試行錯誤よりもまずは結果と割り切って、楽な気持ちで大一番マスターズ(現地時間4月11〜14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)に臨むためにも、まずは上位に入りたいところだ。

 その他の主な選手では、ビル・ハース(米)がタイガー、石川と並ぶ5位タイ、ザック・ジョンソン(米)、スチュワート・シンク(米)、ジェフ・オギルビー(豪)が2アンダー70で15位タイ。リー・ウェストウッド(英)、ハンター・メイハン(米)、ジム・フューリック(米)、ビジェイ・シン(フィジー)、ベ・サンムン(韓)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が1アンダー71で22位タイ。グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)がイーブンパー72で40位タイ。フィル・ミケルソン(米)は1オーバー73で57位タイ。故障による戦線離脱から6週間ぶりに復帰したブラント・スネデカー(米)は4オーバー76で94位タイと大きく出遅れている。

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