石川、「72」で最終ラウンドに進めず　D.ハーンが王手

　米男子ツアーのRBCカナディアン・オープンは現地時間25日、カナダのグレン・アビーGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。石川遼は2オーバー74とスコアを落とし、通算イーブンパー85位タイで、上位70人が進出する最終ラウンドにコマを進めることはできなかった。

　72位タイからムービングサタデーでの上位進出を目指した石川だったが、立ち上がりの1番でいきなりボギーを喫してしまう。前半の残りホールはスコアカード通りに終えるも、バックナインでは13番からの4ホールで3ボギー。結局、2バーディ、4ボギーと悔しい1日になってしまった。

　リーダーボードのトップは、通算15アンダーのデビッド・ハーン（カナダ）。3位タイから出ると、立ち上がりの2番でバーディ。さらに7番からも連続バーディを奪い、前半は3アンダーで折り返す。後半に入り15番から再び連続バーディをマークすると、17番で唯一のボギーを喫したが、5バーディ、1ボギーと安定したプレーを披露し、4アンダー68でホールアウト。後続に2打差をつけ、1954年以来となる同大会カナダ人選手制覇に王手をかけた。

　通算13アンダーの2位タイには、世界ランキングNo.3のバッバ・ワトソン（米）と同ランク9位のジェイソン・デイ（豪）の実力者2人が逆転を狙う。通算12アンダー4位タイにはブルックス・ケプカ（米）とマイケル・パットナム （米）が並んでいる。