今季メジャー初戦に藍、野村ら日本勢6人が挑む　イ・ボミも参戦

　米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションが現地時間31日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に幕を開ける。日本からは海外組の宮里藍、野村敏京らに、大山志保を加えた計6人が参戦。昨季の国内ツアー賞金女王イ・ボミ（韓）も出場する。

　昨季から日本の誇る航空会社大手、全日本空輸（ANA）を新たなタイトルスポンサーに迎えた同大会。活躍が期待される日本勢でも特に注目されるのは、前週大会を3年ぶりのトップ3で終えた藍と、前月にツアー初優勝を果たした野村だろう。昨季41位タイの藍は、節目のツアー10勝目も視野に今週も好調を維持したいところ。野村は昨季予選落ちの悔しさを晴らせるか。

　そのほか、日本人トップの昨季29位タイに入った宮里美香や、上原彩子、横峯さくらもフィールド入り。国内から出場の大山は、ロレックスランキング（女子世界ランキング）で美香、野村に次ぐ日本人3番手につけており、目標のリオデジャネイロ五輪出場へポイントの稼ぎ時となる。イ・ボミも同ランクで韓国勢8番手と厳しい状況だけに、この大舞台で大きな結果が欲しいのは同じだ。

　優勝候補の筆頭は、やはり世界ランクNo.1のリディア・コ（ニュージーランド）か。昨季大会は51位タイに沈んだが、前週のキア・クラシックで今季ツアー初優勝を飾り、そのほかにもベスト3入り3回を数える好調ぶりをキープし、昨季のエビアン選手権以来となるメジャー通算2勝目につなげたい。

　連覇を狙うのはブリタニー・リンシコム（米）。昨季は通算9アンダーで並んだステイシー・ルイス（米）とのプレーオフを制し、ツアー通算6勝目（メジャー2勝目）を挙げた。2014年以来勝ち星のないルイスは、昨季の雪辱となるメジャー3勝目に挑む戦いとなる。そのほか、世界No.2のインビー・パークや、今季2勝のハナ・ジャン、同1勝のキム・ヒョージュ、キム・セイヨンら強力な韓国勢もリンシコムの前に立ちはだかる。