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注目選手振り返り 〜バッバ・ワトソン〜

2017/01/03 15:10
注目選手振り返り 〜バッバ・ワトソン〜
シーズン1勝のみに終わったB.ワトソン。(写真提供:Getty Images)

 

 2013-14シーズンから2季連続複数回優勝を達成していたバッバ・ワトソン(米)にとって、シーズン1勝のみというのは物足りない結果と言えるだろう。

 2015年末にはジェイソン・デイ(豪)が欠場したことにより、代替出場となったヒーロー・ワールド・チャレンジで優勝するなど、2016年でも磐石な戦いをすると思われた。2月のノーザン・トラスト・オープンでは今季初勝利をあげた。

 この勝利でワトソンが誇るツアー通算9勝のうち、6勝は3つの同一大会によるものとなった。ノーザン・トラスト・オープン(2012年、2016年)、マスターズ(2012年、2014年)、トラベラーズ選手権(2010年、2015年)でそれぞれ複数回優勝を達成している。

 2月の優勝以来、3月のWGC-キャデラック選手権ではトップと1打差の単独2位に入ったものの、シーズンの中盤以降は上位争いのできない試合が続いた。リオデジャネイロ五輪の男子ゴルフ競技では8位タイに入ったが、ポイントランキングでライダーカップの自動選出には届かず。ツアー最終戦では10位タイに入ったが、デービス・ラブIIIのキャプテンピックからも外れることとなった。

 それでも、米国チームに貢献したいという思いから副キャプテンへの就任を志願し、チームの勝利に尽力した。それでも、やはりシーズン1勝という結果には納得がいっていないだろう。スタッツ面では、ストロークス・ゲインドのパッティングが2015年のツアー53位から165位と大きく下落。以前は苦手としてたアプローチ・ザ・グリーンも2015年は7位としていたが、2016年は40位となっている。2017年に再び複数回優勝を達成するには、パットとアプローチの改善が鍵となりそうだ。

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