石川遼が“蛇の穴”に挑む　H.ステンソン、J.トーマスらも出場

　米男子ツアーのバルスパー選手権が現地時間9日、フロリダ州のインニスブルック・リゾートを舞台に開幕。日本勢で唯一の出場となる石川遼が、上位進出を目指す。

　今季9試合目の出場となる石川は、前戦となったザ・ホンダ・クラシックでは3戦ぶりとなる予選突破を果たし、3日目には「67」をマーク。公傷制度によるシード権復活のためには依然として厳しい戦いが続いているが、開幕戦以来となるトップ10入りを果たすことができるのか注目だ。

　昨季大会は、最終日をトップと5打差の8位から出たチャール・シュワーツェル（南ア）が4アンダー67と猛追をかけて、ビル・ハース（米）に並んでプレーオフへ突入。1ホール目でハースがパーセーブに失敗したのに対して、シュワーツェルはパーパットを決めて優勝。米ツアーでは2011年以来となるトロフィを獲得した。

　世界ランキング上位勢では、前週のWGC-メキシコ選手権を途中棄権したヘンリック・ステンソン（スウェーデン）や、今季早くも3勝をマークしているジャスティン・トーマス（米）、同12位のパトリック・リード（米）、同15位のバッバ・ワトソン（米）がフィールド入り。同コースの16番からの上がり3ホールは通称“スネークピット（蛇の穴）”として、ツアーでも屈指の難易度を誇るが、トッププレーヤーたちがいかに攻略するかも見どころとなる。