J.スピース、昨季のD.ジョンソンを例に「自分で運命を決められない」

　米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権が現地時間24日、ジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に最終日を迎える。フェデックスカップポイントランキング1位で最終戦を迎えたジョーダン・スピース（米）は、昨季のダスティン・ジョンソン（米）のような気分だと語っている。

　大きなアドバンテージを持ってシーズン最終戦を戦うスピースだが、3日目を終えて首位ポール・ケイシー（英）と8打差の13位タイ。ケイシーに年間王者を奪われる可能性がある同選手は、昨年のジョンソンの立場に自身が立たされているような気分と感じているようだ。

　ジョンソンは昨季、フェデックスカップポイントランキング1位でシーズン最終戦に挑むも6位タイに終わり、ライアン・ムーア（米）、ケビン・チャペル（米）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）のプレーオフに年間王者の行方が委ねられた。仮にムーアかチャペルが優勝すれば、ジョンソンが年間王者になったが、最終的にマキロイがその称号と1000万ドルのボーナスを獲得した。

　年間王者を逃し、2位となったジョンソンには300万ドルのボーナスが与えられたが、スピースは「彼は他人の試合に700万ドルを賭けたようなものだ」と言及。続けて「残念だけど、僕は自分の運命をコントロールできない」と今年は自身がその状況になっていると感じているようだ。

　しかし、スピースは「でも明日は信じてプレーするよ。もっと良いスコアでこのコースを回れると信じている。フェアウェイをキープし、ボールをカップに入れられるかどうかが問題だ。今週は上手くいってないが、あと1日だ」と自身のプレーだけに集中したいと語っている。

（写真提供：Getty Images）