松山英樹率いる世界選抜は1998年大会以来の勝利なるか　

　世界選抜（欧州を除く）と米国選抜の対抗戦 ザ・プレジデンツカップが現地時間28日、ニュージャージー州のリバティ・ナショナルGCを舞台に開幕。松山英樹率いる世界選抜チームが1998年大会以来の勝利を目指す。

　フォーマットはマッチプレー方式で、初日はフォアサム（1つのボールを2人が交互に打ち合う方式）で5マッチ、2日目はフォアボール（各選手が自分のボールを打ち、各ホールで良い方のスコアを採用）で5マッチ。3日目にフォアサムとフォアボールを各4マッチ、最終日は全選手出場のシングルスマッチを12試合行う。各マッチの勝ちポイントは1ポイント、引き分けは0.5ポイントで、4日間の合計得点を争う。

　2015年大会は韓国のジャック・ニクラウスGCコリアで開催され、15.5ポイント対14.5ポイントで米国選抜が勝利した。米国チーム1ポイントリードで迎えた最終日、最初の7試合を終えた時点で両チームともに12.5ポイントで並ぶ接戦。そして、迎えた12試合目で米国チーム主将のジェイ・ハースの息子であるビル・ハースが、地元韓国のベ・サンムンを1アップで下し、米国チームが勝利を手にした。

　世界選抜は3大会連続出場の松山を筆頭に、メジャー優勝経験のあるジェイソン・デイ（豪）、アダム・スコット（豪）、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、チャール・シュワーツェル（南ア）やプレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権で優勝を果たしたマーク・リーシュマン（豪）らが米国チームに挑む。

　キャプテンはニック・プライス（南ア）、副キャプテンはアーニー・エルス（南ア）、トニー・ジョンストン（英）、ジェフ・オギルビー（豪）、マイク・ウィアー（カナダ）が務める。

　一方、米国選抜は年間王者に輝いたジャスティン・トーマス、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン、メジャー通算3勝のジョーダン・スピースという豪華なメンバーが揃った。このトリオだけで今季メジャーを含めて12勝を挙げている。また、フィル・ミケルソンも選出され、1994年の第1回大会から12大会連続出場を決めている。

　スティーブ・ストリッカーがキャプテン、タイガー・ウッズ、ジム・フューリック、フレッド・カプルス、デービス・ラブIIIが副キャプテンとしてチームを指揮する。特にウッズがフィールドにいることは米国チームにとって心の支えとなるだろう。

【世界選抜メンバー】
松山英樹
ジェイソン・デイ（豪）
アダム・スコット（豪）
ルイス・ウーストハウゼン（南ア）
チャール・シュワーツェル（南ア）
マーク・リーシュマン（豪）
ブランデン・グレイス（南ア）
ジョナサン・ヴェガス（ベネズエラ）
キム・シウ（韓）
アダム・ハドウィン（カナダ）
エミリアーノ・グリーヨ（アルゼンチン）
アニルバン・ラヒリ（インド）

【米国選抜メンバー】
ダスティン・ジョンソン
ジョーダン・スピース
ジャスティン・トーマス
リッキー・ファウラー
ダニエル・バーガー
ブルックス・ケプカ
ケビン・キスナー
パトリック・リード
マット・クーチャー
ケビン・チャペル
フィル・ミケルソン
チャーリー・ホフマン

（写真提供：Getty Images）