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美香が「66」で急浮上! 野村も11位タイ好位置で週末へ

2016/09/17 00:29
美香が「66」で急浮上! 野村も11位タイ好位置で週末へ
日本勢は野村(写真)に美香、上原の3人が決勝Rへ。(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアーの今季メジャー最終戦、エビアン選手権が現地時間16日にフランスのエビアン・リゾートGCで第2ラウンドの競技を終了。日本勢は3人が予選通過となり、野村敏京がトップと8打差の通算5アンダー11位タイ、「66」で急浮上となった宮里美香は通算3アンダー17位タイで週末を迎えることとなった。

 初日65位タイと出遅れていた美香が上位争いに食い込んだ。出だし1番で傾斜を利用した寄せからバーディ発進を切ると、10番パー4でグリーン手前にワンクッションさせる技ありのチップインバーディを奪うなど、8番からは3連続バーディを奪取。18番でこそ唯一のボギーを叩くも、15番からも立て続けに2つ伸ばし、6バーディ、1ボギーで上位を追い上げている。

 5打差8位タイから出た野村は、ボギー発進から3バーディで持ち直す「69」のラウンド。首位との差こそ広がったが、2日間通じて1ボギーの安定感で連日の60台をマークし、週末に期待の持てる内容を見せた。野村、美香とともに決勝ラウンドに駒を進めたのは上原彩子。イーブンパー71で通算2オーバーとし、57位タイからムービングサタデーの浮上を目指す。

 一方、ともにスコアを落とした横峯さくら、宮里藍は決勝ラウンド進出ならず。39位タイから上位を目指した横峯は2バーディ、6ボギーの「75」と崩れ、カットラインに1打差の通算4オーバーで大会を終えている。また、初日83位タイに沈んでいた藍も「73」と伸ばせず、通算5オーバーで予選落ちとなった。

 優勝争いは、昨年の全米女子オープンに次ぐメジャー2勝目を狙うチョン・インジ(韓)が「66」で通算13アンダーとし首位堅持。2位タイのフォン・シャンシャン(中)、パク・スンヒョン(韓)とは2打差となっている。メジャー通算1勝のフォンは「67」で前日3位タイからの浮上。チョンと首位タイに並んでスタートしたパクは、3アンダー68で順位を下げた。

 連覇での今季メジャー2勝目を目指すリディア・コ(ニュージーランド)は通算4アンダー13位タイ。65位タイからスタートしたアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)はこの日4つ伸ばし、同じく今季メジャー1勝のブルック・ヘンダーソン(カナダ)らと通算2アンダー27位タイにつけている。

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