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P.ミケルソンとS.ガルシアの大会史に残るシングルマッチ

2016/10/03 08:38
P.ミケルソンとS.ガルシアの大会史に残るシングルマッチ
健闘をたたえあうP.ミケルソンとS.ガルシア。(写真提供:Getty Images)

 

 アメリカとヨーロッパが名誉と威信をかけて激突するライダーカップが現地時間2日、ミネソタ州ヘーゼルティン・ナショナルGCで最終日の競技を終え、米国チームが17.0対11.0で欧州チームを圧倒した。ライダーカップ公式サイトが現地時間2日、フィル・ミケルソン(米)とセルヒオ・ガルシア(スペイン)の名勝負について報じた。

 数々の名勝負の舞台となったライダーカップで、最終日の第6試合で起きたバーディ合戦は新たな歴史の1ページを刻むこととなった。12年前に行われたライダーカップのシングルマッチでも相対した2人のベテラン選手は、壮絶な打ち合いで観客を魅了した。

 両者は合わせて19バーディ、アンダー18のスコアを叩き出した。36歳のスペイン人はノーボギーで、一方ミケルソンは10ものバーディを記録。最終ホールでもバーディを奪い合った2人は互いに5つのホールを制し、0.5ポイントずつを分け合った。

 試合を終えガルシアは「信じられないよ。9アンダーで回って引き分けなんて胸が引き裂かれるような思いだ。僕は精一杯戦ったけれど、フィルもいいゴルフをした結果だ」と興奮した様子で語った。

 最終18番では、先にミケルソンがバーディパットを沈め、外せばポイントを落とす場面で5メートルのパットを決めた。この場面について問われ「もちろんプレッシャーはあったけど、少し心地のいい感じもした。これが自分が愛しているスポーツだよ」と答えた。

 一方ミケルソンは「こんな試合は今まで経験したことがないし、見たこともない。自分たちは非常にいいプレーをし、多くのバーディを記録した。だから引き分けが妥当だと思う」と同じく驚いた様子で話した。

 11回ライダーカップに参加して、8回もの苦杯をなめた46歳の米国人は「自分はこの場に立つことができたこと、この感情を仲間と分かち合うことを誇りに思う。米国チームは非常に良いゴルフを演じたからこそライダーカップを奪うことができた」と喜びを表した。

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