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タイガー、14位タイで連覇絶望的

2010/11/14 08:48
タイガー、14位タイで連覇絶望的
最終日を前にして首位と10打差14位タイのタイガー。連覇は厳しい状況となっている。 (写真提供:AP Images)

 

 豪州ツアーのJBWereマスターズ(オーストラリア、ザ・ビクトリアGC)は現地時間13日に第3ラウンドの競技を行い、初日からトップを走るアダム・ブランド(豪)が通算11アンダーで単独首位の座をキープ。完全優勝に王手をかけた。3打差の2位にダニエル・ガウント(豪)、4打差の3位にアンドレ・ストルツ(豪)がつけ、地元勢がリーダーボードの上位を独占している。

 そんな中、今季初勝利を目指すディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)はこの日も苦しんだ。降りしきる雨にグリーンが遅くなったことは自身も重々分かってはいるのだが、「数え切れないほどのパットをショートさせてしまった。グリーンのペースをつかみ切れなかった」と表情を曇らせた。バーディを奪ってもすぐにボギーを叩く不安定な内容で3バーディ、3ボギーのイーブンパー71とスコアを伸ばせず、首位と10打差の通算1アンダー14位タイに甘んじている。

 新コーチ、ショーン・フォーリー氏とスイング改造に取り組んでいる真っ最中とあって「ショットに気を取られて、どうしてもショートゲームが疎かになる」とグリーン周りでのフィーリングは今ひとつ。「ここ(オーストラリア)に入ってからは、意識的にアプローチとパターの練習に時間を割いたが、皮肉なことにパットが全く決まっていない」とイライラを募らせた。残るは最終日18ホール、タイガーの1年ぶりの優勝は今回もお預けとなりそうだ。

 また、前日今季の自己ベスト『65』をマークし4位に浮上したセルヒオ・ガルシア(スペイン)だったが、第3ラウンドは別人のゴルフで6オーバー77の大叩き。通算2オーバー26位タイに後退した。

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