首位浮上の李知姫をボミ、ハヌルが追う　2打差4位に比嘉、藤田ら

　国内女子ツアーの樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントが29日、埼玉県の武蔵丘ゴルフコースで第2ラウンドの競技を終えた。通算5アンダーで単独トップに立ったのは今季3勝目を狙う李知姫（韓）。1打差2位タイに同4勝で賞金ランキング首位のイ・ボミ、そしてキム・ハヌル（ともに韓）の2人が続いた。

　最終18ホールを前に韓国勢の強豪が上位を占めた。堀琴音、テレサ・ルー（台）、申ジエ、黄アルム（ともに韓）の4人が首位に並んで迎えた2日目、そのいずれもがスコアを伸ばせない中、今季2勝で海外勢初の生涯獲得賞金10億円超えを達成した李は、4アンダー68で前日9位タイから首位に浮上。賞金ランク5位のキム・ハヌルは同じく「68」、イ・ボミは3アンダー69で僅差につけた。

　日本勢最上位の4位タイにつけたのは藤田さいきと比嘉真美子。最終日は、首位タイから後退となった申らとともに2打差から逆転勝利を目指す。ツアー初勝利の欲しい堀は1オーバー73で通算2アンダーにスコアを落とし、賞金ランキング50位からの浮上を目指す服部真夕や北田瑠衣、穴井詩らと並ぶ8位タイに順位を下げている。

　また、昨季覇者の渡邉彩香は連日の「74」で上位浮上ならず、通算4オーバー46位タイでカットライン上での予選通過となった。5位タイの好スタートを切っていたアマチュア・植竹希望（日出高3年）は「78」で同じく46位タイ。一方、勝みなみ（鹿児島高3年）は通算6オーバーで大会を後にしている。