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アジア競技大会 日本は初のメダルなしに終わる

2010/11/21 10:39
アジア競技大会 日本は初のメダルなしに終わる

 

 ゴルフが正式種目になった1982年の第9回アジア競技大会以来、メダルを死守し続けてきた日本だったが、今回は男女の個人・団体戦ともにメダルなしという残念な結果に終わった。

 第16回アジア競技大会(中国・広州)のゴルフ競技は現地時間20日、最終ラウンドの競技を終了。今年10月のアジア・アマチュア選手権を制し、直後の日本オープンでも3位タイと大健闘を見せた18歳の松山英樹(東北福祉大)は男子個人戦で通算6オーバー14位タイ。日本勢最高位は小平智(鷹ゴルフクラブ)の通算イーブンパー単独7位で、出場4人のうち上位3人のスコアを合計して競う団体戦でも出場19か国中6位となった。

 女子は前日までメダル圏内につけていた17歳の比嘉真美子(沖縄・本部高)が最終ホールでダブルボギーを叩き2オーバー74と崩れ、通算3オーバー単独8位で終戦。団体戦でも韓国、中国、台湾に次ぐ4位となり、3位台湾とはわずか1ストローク差で惜しくもメダルを逃すことに。

 一方、男子の個人・団体、女子の個人・団体すべての部門で圧倒的な強さを見せつけた韓国勢が金メダルを独占。男子個人はキム・ミンフィが金、女子個人ではキム・ヒョンスが金、キム・ジヒが銅と2つのメダルを獲得した。

 日本はこれまで男子団体で金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個、さらに丸山茂樹(1990年)、横尾要(1994年)、近藤共弘(1998年)の3人が個人で金メダルを獲得。女子は2002年に宮里藍が個人で金、団体で銀、2006年に宮里美香が個人で銀、団体でも銀に輝くなど優秀な成績を残してきたが、今回の日本チームは台頭する韓国の厚い壁を突き崩すことが出来なかった。

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