全美貞がプレーオフを制して通算25勝目！　25歳・藤崎莉歩は一歩及ばず

　国内女子ツアーのヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップは12日、高知県の土佐カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。全美貞がプレーオフを制して優勝。ツアー通算25勝目を挙げるともに、史上4人目となる生涯獲得賞金10億円突破を果たした。

　トップと3打差の7位タイから出た全は、出だしの2番から連続バーディを奪うと、後半も12番、16番でスコアを伸ばして4アンダー68とし、通算7アンダーでホールアウト。その後、2位タイから出た藤崎莉歩が終盤15番からの3連続バーディで追いつき、勝負の行方は6年連続となるプレーオフに持ち越される。

　18番で行われたプレーオフでは、藤崎が2打目をグリーン奥に外したのに対して、全はパーオンに成功。藤崎は3打目でカップに寄せたものの、全が難しいラインのバーディパットをカップ左から沈めて決着。2013年以来となる、大会2勝目をマークした。

　その他上位は、通算6アンダー3位タイにキム・ハヌルと姜秀衍の韓国勢。一方で、初優勝を目指して単独首位からスタートした青木瀬令奈は2バーディ、3ボギーの1オーバー「73」とスコアを落とし、通算5アンダーで大山志保、笠りつ子、金田久美子と並んで5位タイに終わっている。

　また、開幕戦優勝のアン・ソンジュ（韓）は、通算4アンダーで上田桃子、堀琴音らと並んで9位タイ。渡邉彩香、葭葉ルミ、一ノ瀬優希らがトップと4打差の15位タイとなっている。一方、昨季賞金女王のイ・ボミ（韓）は2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で通算イーブンパー27位タイに終わっている。