谷原がベスト4に進出！　準決勝では世界王者D.ジョンソンと対戦

　世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズのWGC-デル・マッチプレーは現地時間25日、テキサス州のオースティンCCを舞台にベスト16と準々決勝の競技を終了。日本勢で唯一決勝トーナメントに進出した谷原秀人が準決勝へとコマを進めた。

　2勝1分けでグループステージを突破した谷原は、ベスト16でポール・ケイシー（英）と対戦。お互い1ホールずつを取り合って迎えた5番でケイシーがボギーを叩き、谷原がリードを奪うと7番で2アップ。しかし、10番までにオールスクエアに戻されると、11番を取ったものの、13番でもバーディを許して三たび振り出しに。接戦となったが、16番をバーディとしてリードを得ると、続く17番パー3でも谷原がピンそば1.3メートルにつけて連続バーディを奪い、決着。2アンド1で午後に行われる準々決勝への切符を獲得した。

　そして迎えた準々決勝では、松山英樹らを予選グループで下し、決勝トーナメントに進出したロス・フィッシャー（米）と激突。谷原は1番でいきなりリードを許したものの、2番からバーディを連取。さらに、オールスクエアで迎えた6番からを4連取して4アップで前半を折り返す。バックナインでは13番パー4でバーディを奪ってさらにリードを広げると、14番からを連取されたものの16番パー5で谷原が3オンに成功すると、フィッシャーが4打目のアプローチを外した時点でコンシード。4アンド2で最終日の競技に進出することが決まった。

　準決勝では、ベスト16でザック・ジョンソン（米）を5アンド4、準々決勝ではアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）を3アンド2で下した世界ランキングNo.1のダスティン・ジョンソン（米）と対戦する。目標としていたマスターズ（4月6日〜9日／ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC）出場権獲得のために翌週発表となる世界ランキング50位以内はほぼ手中に収めているが、世界王者相手にどのような戦いを見せるのか注目だ。