プレーオフを制したE.モリナリ、7年ぶりのツアー優勝！

　欧州ツアーのハッサンII世トロフィは現地時間16日、モロッコのロイヤル ゴルフ ダルエスサラームを舞台に最終ラウンドの競技を終了。エドアルド・モリナリ（伊）がポール・ダン（アイルランド）とのプレーオフを制してツアー通算3勝目を挙げた。

　首位と4打差の6位タイからスタートしたモリナリは、前半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせないまま前半を終える。すると後半はパー5の12番、18番でイーグルを奪うなど猛チャージ。5アンダー68とスコアを大きく伸ばし、5アンダー、4ボギーとスコアメイクに苦しむダンを捉えることに成功。両者は通算9アンダーで並び、プレーオフに突入した。

　18番で行われたプレーオフ1ホール目にダンがパーセーブに失敗する一方で、モリナリは1メートル弱のパーパットを沈め、勝負は決着。2010年以来となるツアー3勝目を手にした36歳は「この勝利で過去の悪い記憶を忘れられる。今後もこの調子を続けたい」と語っている。

　トップと1打差の通算8アンダー単独3位にポール・ワーリング（英）、通算6アンダー4位タイにラッセ・ジェンセン（デンマーク）とビクトル・ドゥブイソン（仏）が続く。前日に「66」のコースレコードをマークしたレナト・パラトーレ（伊）はスコアを落とし、通算4アンダー8位タイ、2日目まで首位を立っていたグレゴリー・アブレ（仏）は通算2アンダー19位タイで4日間の競技を終えている。