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E.エルス、ライバルとの死闘制し第100代王者に輝く!

2010/12/20 11:47
E.エルス、ライバルとの死闘制し第100代王者に輝く!

 

 アーニー・エルス(南ア)がアマチュア時代からのライバルであり親友でもあるレティーフ・グーセン(南ア)との死闘を制し、第100代チャンピオンに輝いた。

 南アフリカのサンシャインツアーと共催で行われた欧州ツアーの2011シーズン第2戦、南アフリカ・オープン(ダーバンCC)は現地時間19日、初日荒天順延の影響で最終日に持ち越された第3ラウンドと最終ラウンドの競技を終了。ともに最終組で回ったエルスとグーセンは壮絶な優勝争いを繰り広げたが、最後は通算25アンダーまでスコアを伸ばしたエルスがグーセンに1打差をつけ、第100回の記念大会で自身5度目となる南アフリカ・オープン制覇を達成した。

「本当にここで戦えて良かった。2010年を最高の形で締めくくることができた。もちろんプレッシャーはあったけど素晴らしい選手たちと素晴らしいコースで戦えて幸せだった」と、2006年以来4年ぶりに母国のナショナルオープンのトロフィーを掲げ感無量のエルス。メジャー3勝を誇る41歳は「信じられないほど嬉しい」と歓喜の感情を抑えることができなかった。

 勝利までの道のりは決して平坦なものではなかった。2打差の単独首位で迎えた最終日だったが、第3ラウンド前半で猛チャージを見せたグーセンに早々に逆転されてしまう。しかし「我慢し続けた」結果、18ホールを終え再び単独首位に返り咲く。最終ラウンドでは14番パー5でイーグルを奪った時点でグーセンを4打リードする圧勝ムードとなるものの、グーセンが意地の上がり3ホール連続バーディでフィニッシュ。それでも最後まで“虎の子”の1ストロークを守りきったエルスが、2010年の有終の美を飾ったのだった。

「グーセンは本当に粘り強いから、これまでにも終盤で競り負けることが何度もあった。今日はとにかく慎重に、自分のゴルフをすることだけを心掛けた」とエルス。ともに40代になった南アフリカのビッグネーム2人が展開した手に汗握る36ホールの攻防を、大会最終日に駆けつけた地元の大ギャラリーは十分に堪能したことだろう。

 その他上位陣は、全英オープンチャンピオンのルイス・ウーストハウゼン(南ア)が通算21アンダーで単独3位。チャール・シュワーツェル(南ア)が通算18アンダーで単独4位に入ったが、エルス&グーセンと最終組を回った19歳の新鋭ロメイン・ウォッテル(仏)はスコアを伸ばしきれず通算16アンダー5位タイに終わった。

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