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遼・峻ペアが連日の快勝! アジア選抜リードで最終日へ/ロイヤルT

2011/01/08 19:16
遼・峻ペアが連日の快勝! アジア選抜リードで最終日へ/ロイヤルT
前日に続きダブルス戦で勝利を挙げた石川(左)/薗田ペア。 (写真提供:AP/アフロ)

 

 石川遼と薗田峻輔の絶好調ペアが抜群のコンビネーションを披露し、欧州撃破を狙うアジアチームをけん引している。

 アジア選抜と欧州選抜による対抗戦ザ・ロイヤルトロフィは現地時間8日、タイのブラックマウンテン・ゴルフクラブを舞台に大会2日目の競技を終了。フォーボール(2人のプレーヤーのうち良いスコアが採用される競技形式)のマッチプレー4試合が行われ、対戦成績4戦全勝(勝:1ポイント、敗:0ポイント)と大きく勝ち越したアジア選抜がトータルポイント6-2とリードして大会最終日へ臨むことになった。

 前日のフォーサム(2人のプレーヤーが1つのボールを交互に打つ競技形式)では2勝2敗と全くの五分だったアジア選抜だが、この日は各ペアとも欧州勢に対し強さを見せつけた。まずは第1試合でリャン・ウェンチョン(中)/ノ・スンヨル(韓)組がコリン・モンゴメリー(スコットランド)/リース・デービス(ウェールズ)組を5アンド4の大差で破り、トータルポイントで3-2と先行。続く第2試合の石川/薗田組に絶好の形でバトンを渡す。

 石川/薗田組の相手ペアは前日と同じく、マスターズ史上最年少予選通過記録と欧州ツアー史上最年少V記録を持つ17歳のマッテオ・マナッセロ(イタリア)、そして今季欧州ツアー開幕戦を制し波に乗る24歳のパブロ・マーティン(スペイン)だ。4人の平均年齢20.25歳と、まさにアジアと欧州の“若武者対決”となったこの試合は序盤から動きを見せる。3番パー3で石川がティーショットをバンカーに入れボギーを叩くも薗田のパーセーブで打ち消し、直後の4番で石川が5メートルのバーディパットを沈め1アップ。5番では薗田のベタピンショットの後に石川が15メートルほどの超ロングパットをねじ込む“お先”のバーディで2アップ。さらに、7番で今度は薗田が10メートルのバーディトライを決め前半のうちに3アップとリードする。

 後半の10番でも石川がカラーの境目からロングパットを沈め4アップ。12番でこの日唯一となる石川・薗田ともにボギーで1つ返されたものの、3アップで迎えたドーミーホールの16番で石川が10メートル以上のロングパットをカップのど真ん中からねじ込み、粘る欧州チームに止めを刺した。ゴルフの本場米国でも“Wonder Kid(神童)”と呼ばれる17歳の超新星マナッセロを相手に、前日のフォーサムに続き3アンド2のスコアで快勝した石川/薗田組。大会開幕直前にはアジア選抜の尾崎直道主将から「負ければペアを変えるぞ!」と発破をかけられていた2人だが、連日のダブルス勝利でキャプテン・ジョーの期待に見事応えてみせた。

 その他、第3試合は金庚泰(韓)/ジーブ・ミルカ・シン(インド)組がヘンリック・ステンソン/ヨハン・エドフォース(ともにスウェーデン)組に1アップで勝利。第4試合では、池田勇太が地元タイの英雄トンチャイ・ジェイディとのペアでピーター・ハンソン/フレデリック・アンダーソンヘッド(ともにスウェーデン)組を3アンド1で下した。なお、大会最終日は両チーム8名ずつによるシングルスのマッチプレーが行われる。

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