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L.ウーストハウゼンが全英オープン以来の復活V!

2011/01/10 12:35
L.ウーストハウゼンが全英オープン以来の復活V!

 

 全英オープンチャンピオンのルイス・ウーストハウゼン(南ア)が苦しみながらも最後は劇的なバーディで勝利を決めた。

 欧州ツアーの2011シーズン第3戦で新年初戦、アフリカ・オープン(南ア、イースト・ロンドンGC)は現地時間9日に最終ラウンドの競技を行い、通算16アンダーで並んだウーストハウゼン、クリス・ウッド(英)、マニュエル・キロス(スペイン)の3人によるプレーオフにもつれ込んだ。最終18番パー4で行われたサドンデス1ホール目。着実にフェアウェイをとらえたウッド、キロスに対し、ウーストハウゼンはティーショットを左に曲げピンチを招いてしまう。

 しかし、ライに助けられたウーストハウゼンが残り155ヤードの2打目をピンそば3メートルに運ぶと、優位と思われたウッドはフェアウェイから寄せ切れずに7.5メートルのパットを残す。さらにキロスはグリーンエッジでパーオンすら逃す展開に。キロスはチップインできず、ウッドのバーディトライも失敗する中、ウーストハウゼンが3メートルのウイニングパットを沈め昨年7月の全英オープン以来となる優勝を飾った。

「今日は思うようなゴルフができずに苦しんだが、終盤の15番パー5でイーグル奪取に成功したことが勝因。もちろんプレーオフの最後のパットもよく打てたと思う。地元の南アフリカで勝つことができて本当に嬉しい。この勝利を忘れることはないだろう」とツアー通算3勝目を挙げたウーストハウゼン。昨年の全英でメジャー初制覇を遂げて以降、周囲からの期待でプレッシャーが増し、さらに故障にも悩まされ勝ち星から遠ざかっていたが「これだけ厚いフィールドの中で再び1番になれたのは感無量」と笑顔を見せた。

 前日までの強風が収まった最終日。プレーオフに至るまでには少なくとも7人が入れ替わり首位に立つ目まぐるしい展開となった。そんな中、5アンダー68で回ったウッドがホールアウトした時点で単独トップ。そのウッドに上がり3ホール連続バーディで締めくくったキロスと、15番でイーグルを奪ったウーストハウゼンが追いつきプレーオフへ。ウッドとキロスはツアー初勝利を狙ったが、メジャー王者に経験の差を見せつけられタイトルはお預けとなった。

 その他、前年大会チャンピオンで連覇を目指したチャール・シュワーツェル(南ア)が通算15アンダーでプレーオフに1打届かず4位タイ。前日首位タイに立っていたマーカス・ブレアー(オーストリア)は最終日にイーブンパー73とスコアを伸ばせず、通算13アンダー8位タイに終わっている。

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