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2010年メジャー展望 〜国内女子ツアー〜

2010/01/01 13:50
2010年メジャー展望 〜国内女子ツアー〜

 

 2010年の国内女子ツアーも、戦国時代が続きそうだ。2009年に賞金女王となった横峯さくら、最後まで女王争いを演じた諸見里しのぶ、賞金ランク3 位の有村智恵を中心に、米ツアーのQTには失敗したが、大型プレーヤーとして活躍する三塚優子らが群雄割拠。さらに、米女子ツアーとの日程次第だがQTを突破した選手も含め、昨年国内合計10勝している韓国勢が割って入る。加えて新人も入り乱れてのシーズンが予想されるが、では大一番はどうだろう。

 5月のメジャー初戦は、昨年から茨城GC西C(茨城県)を舞台にメジャーに昇格したワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ。昨季、諸見里はここで勝って賞金女王争いに弾みをつけたが、セッティング次第では難しくなるコースはまさにシーズンの試金石となるはずだ。

 第2戦、9月の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は、かつて日本プロの舞台ともなったグランデージGC(奈良県)で開催される。今大会も諸見里がディフェンデング・チャンピオンだが、連覇で今度こそ女王タイトルへの原動力にしたいところだ。

 たった2週間のインターバルで行われる第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技は、関東に舞台を戻して大利根CC東C(茨城県)で開催。ここのところ韓国勢にさらわれているナショナルオープンタイトルだが、2010年は誰が笑うのか。こちらも男子ツアー、レクサスカップの舞台だっただけに、 JGA(日本ゴルフ協会)が意地をかけて難しいセッティングに仕上げてくるに違いない。勝利のカギは安定したショット。実力がつけばつくほど欲しいタイトルとなり重圧がかかるだけに見ものとなる。

 メジャー最終戦であると同時にシーズン最終戦でもあり、賞金女王決定の舞台になる可能性も十分なのが、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップだ。一昨年は古閑美保、昨年は横峯が勝って逆転で女王タイトルを手にしており、今年も今大会までもつれ込む可能性は大きい。宮崎CC(宮崎県)を制した者がシーズンを制するという神話が、今年も続くかどうかに注目だ。

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