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B.ハース、念願のツアー初優勝!

2010/01/26 14:27
B.ハース、念願のツアー初優勝!

 

 ビル・ハース(米)がついに偉大な父に一歩近づくツアー初優勝を飾った。

 悪天候で2日目が中止となり、月曜に順延となった米ツアーの本土第1戦、ボブホープ・クラシックは現地時間25日、カリフォルニア州ラキンタの PGAウエストで、5ラウンド目となる最終ラウンドを行った。ここで首位タイに1打差の3位タイでスタートしたハースはショットが冴え渡り、すぐに上位の 2人をとらえることに。

 平均298.5ヤードの飛距離を誇りながら1度しかフェアウェイを外さない正確なドライバーショットに、パーオン率89%のアイアンショット。これに安定したパッティングが加われば怖いものはない。2番で最初のバーディを奪うと、4番からも3連続バーディ。8番もバーディとし通算27アンダー1 打差単独首位でハーフターン。混戦を引っ張っていく。

 だが、バックナインに入りハースの勢いがやや衰えると、6位タイで出たマット・クーチャー(米)、ハースと同じ3位タイからスタートしたティム・クラーク(南ア)らが猛チャージ。さらにトップタイで最終ラウンドを迎えたひとり、ブッバ・ワトソン(米)も踏ん張って勝負は予断を許さない。

 それでもハースは上がり2ホールで連続バーディ。最終的に通算30アンダーまでスコアを伸ばし、クーチャー、クラーク、ワトソンの3人に1打差をつけ、うれしいツアー初優勝を飾った。

 レギュラーツアー9勝で、現在14勝を挙げているチャンピオンズツアーでも活躍を続ける偉大な父・ジェイの息子として04年にプロ転向。何度も優勝争いを繰り広げる実力がありながらなかなか勝てず、悔しい思いを噛み締めていたが、27歳になってようやく勝利の美酒をゆっくりと味わった。

 88年に父も今大会を制しているが、当時まだ5歳だったビルが同じ大会でツアー初優勝。会場もこれ以上ない歓喜に包まれた。尚、これまで米ツアーで父子双方が優勝を経験しているのは7組で、ハース父子は8組目となる。

 また、日本勢でただひとり参戦の今田竜二は、この日イーブンパー72とスコアを伸ばすことができず、通算12アンダーで前日の47位タイから63位タイに順位を落として大会を終えた。

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