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P.ミケルソンが「インチキ」発言に反論

2010/02/01 18:36
P.ミケルソンが「インチキ」発言に反論

 

 ファーマーズ・インシュランス・オープンはベン・クレーン(米)の優勝で幕を閉じたが、勝敗以上に論戦が盛り上がったのが、“Ping Eye 2”問題だ。

 今季からルールが改訂されアイアンのフェース面の溝の形状の規制が強化された。そのためこれまで許可されていたスクエアグルーブは使用禁止となり、選手たちは今季からVシェープグルーブで戦わなければならなくなった。ところが1990年の4月1日以前に製造されたPing Eye 2アイアンだけは例外で、規定では禁止させているはずのスクエアグルーブが認可されているのだ。

 ルールの盲点とも言うべきPing Eye 2のウェッジをこの大会で使用していたのが世界ランク2位のフィル・ミケルソン(米)だったから問題が大きくなった。ミケルソンはハワイでジョン・デイリー(米)やディーン・ウィルソン(米)が使用していたことを知り、古いPing Eye 2ウェッジを今大会で使うことを決めたが、以前からルールに例外があるのはおかしいとする選手たちから不満と疑問が噴出。

 第3ラウンド終了後にはスコット・マッキャロン(米)が「不正を働いている。フィル(ミケルソン)はインチキをしている」と発言したことで、ミケルソンも「(法的な訴訟も含め)何らかの対応策を取る」と態度を硬化させた。ツアー側はPing Eye 2が「認可されたアイアン」という前提のもとに今週にもコミッショナーが説明の場を設けるとしているが、しばらくPing Eye 2問題は世間を賑わせそうな勢いだ。

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