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6人が首位並走の大混戦 D.デュバル復活か?

2010/02/13 20:00
6人が首位並走の大混戦 D.デュバル復活か?

 

 名物の風が吹かないコンディションのせいか、首位に6人が並ぶ大混戦が繰り広げられている。

 米男子ツアーの今季第6戦AT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは、カリフォルニア州のペブルビーチGL(以下PB/パー72)、モントレー・ペニンシュラCC(以下MP/パー70)、スパイグラス・ヒルGC(以下SH/パー72)の3コースを舞台に、各界の著名人が顔を揃えプロアマ形式で行なわれる変則トーナメント。現地時間12日に行なわれた第2ラウンドは通算10アンダーまでスコアを伸ばしたディフェンディング・チャンピオンのダスティン・ジョンソン(米/MP)、アレックス・チェイカ(独/SH)、ブライス・モルダー(米/MP)、ポール・ゴイドス(米/SH)、J.B.ホルムズ(米/MP)、マット・ジョーンズ(豪/PB)の総勢6名が首位グループを形成した。

 1打差の単独7位に本格復活を目指すかつての世界No.1デビッド・デュバル(米/PB)が続き、通算8アンダー8位タイに前週予選落ちの雪辱を期すパドレイ・ハリントン(アイルランド/PB)、ここ3試合連続トップ10入りを果たしているルーキーのアレックス・プルー(米/PB)らがつけている。

 連覇を狙うジョンソンは「パットがカップに蹴られてなかなかチャンスにバーディが決められなかった」と2アンダー68の平凡なスコアを嘆いたが、「内容的には悪くない。パットさえ入っていれば昨日(8アンダー64)と同じくらいのスコアは出せたはず」と明日に向けパッティングの修正を課題にあげた。

 首位グループにはバラエティ豊かな面々が顔を揃えたが、彼ら以上に注目を集めているのがデュバルだろう。実は彼、慢性的な腰痛に悩まされており、月曜日に持病が再発した時は試合を棄権することさえ考えたのだと言う。

「初日に70を切れるなんて、全く予想もしていなかった。良くて71か72だと覚悟していたからね」と5アンダーをマークした前日を振り返ったデュバル。その勢いは衰えることなく、メイン会場のペブルビーチをプレーしたこの日も4アンダー68と2日連続の60台。「なぜ良いのかわからない」と本人も首を傾げるが、この調子なら昨シーズン失ったシード権をシーズンの早い時期に奪還しそうな勢いだ。

 その他、フィル・ミケルソン(米/SH)が通算7アンダーまでスコアを伸ばして11位タイの好位置に浮上している。ちなみにミケルソンは次週世界ランク上位64名によって競われるWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権を「家族とのバカンスを過ごすため」という理由で欠場することが決まっている。

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