さくら、3差V圏内浮上！　石川の妹は予選落ち

　国内女子ツアーのTポイントレディスゴルフトーナメント（鹿児島・鹿児島高牧カントリークラブ）は20日、第2ラウンドの競技を行った。初日15位タイと出遅れていた女王・横峯さくらが、ノーボギーの5アンダー67をマーク。単独トップに立った北田瑠衣に3打差の通算5アンダー単独4位へ浮上した。

　通算7アンダー2位に有村智恵が続き、前週優勝のウェイ・ユンジェ（台）が通算6アンダー3位。通算3アンダー5位タイに飛ばし屋の三塚優子、若手期待の一ノ瀬優希、復活を期す李知姫（韓）がつけている。

　地元・鹿児島で横峯が今季初Vを狙える位置へ浮上した。三塚、ウェイと同組で回ったこの日、出だしから5ホール続けてスコアカード通りの静かな立ち上がり。しかし6番のバーディをキッカケに波に乗ると、5バーディ、ノーボギーの猛チャージでリーダーボードを駆け上がった。

「（今日は）我慢しつつ、スコアを伸ばせた。気合が空回りしなかったのが良かったです。明日は自分のプレーに徹して、結果がついてくればいい」と重圧を感じず、マイペースに戦うことを宣言。2006年に同会場で行われた大会では7位タイの好成績を残しているだけに、明日は大ギャラリーの応援を力に猛チャージを仕掛けたい。

　その他、通算2アンダー8位タイに不動裕理＆福嶋晃子のベテランコンビに加え、開幕戦を制したアン・ソンジュ（韓）ら。諸見里しのぶはスコアを伸ばせず、通算1アンダー16位タイ。石川遼の妹として注目を集める石川葉子（松伏第二中1年）は、通算24オーバー最下位で予選落ちを喫している。