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P.ハリントンが前週失格の雪辱期す

2011/01/27 12:33
P.ハリントンが前週失格の雪辱期す

 

 昨年米国を撃破したライダーカップ欧州チーム主将、コリン・モンゴメリー(スコットランド)設計の難コースに精鋭たちが挑む。

 欧州ツアー中東シリーズ第2戦で今季からの新規大会、ボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ(現地時間27〜30日/バーレーン、ザ・ロイヤルGC)に、前週の失格劇で一躍注目の的となったパドレイ・ハリントン(アイルランド)が出場する。前週のアブダビHSBCゴルフ選手権第1ラウンドで、ボールとマーカーを置き換える際にボールがわずかに動いたことがテレビ視聴者からのEメールで発覚。2打罰のペナルティを科さずにスコアカードを提出し、翌日にスコア過少申告のため失格となってしまったのだが、これがゴルフ界に大論争を巻き起こしているのだ。

 公正の理念を掲げるゴルフでは何事も自己申告が基本。それなのに、本人どころか同伴するキャディや競技委員さえも気づかないようなことが、テレビの画質向上によって次々と判明してしまっているからだ。この事態を受け、ゴルフ規則を統括する全米ゴルフ協会(USGA)とロイヤル&エイシェント・ゴルフクラブ(R&A)の2団体が協議の場を持ち、プロ・アマを問わず世界中のゴルファーがこれに意見を述べるなど大事になっている。

 しかし、当事者であるハリントンにとってはすでに過去のこと。「先週は先週。もう終わったことより、今週の試合に集中したい。ここは新しいコースだから誰にもアドバンテージはない。新しい場所に行って違う文化に触れるのはエキサイティングなこと。世界中の様々な国で大会が開催されるのが欧州ツアーの素晴らしいところのひとつ」と語り、今季初優勝に意欲を見せている。

 その他、復活を狙うセルヒオ・ガルシア(スペイン)、次期ライダーカップ主将に決定したホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、エドアルド&フランセスコのモリナリ兄弟(伊)、ポール・ケイシー(英)、イアン・ポルター(英)、コース設計者のモンゴメリーらが参戦。中東での新規トーナメントを盛り上げる。

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