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R.マキロイら3人が首位並走 タイガー4位タイ

2011/02/13 09:53
R.マキロイら3人が首位並走 タイガー4位タイ

 

 欧州ツアーの中東シリーズ最終戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシック(UAE、エミレーツGC)は現地時間12日、第3ラウンドの競技を終えたが強風のため各選手ともスコアメイクに苦しんだ。

 初日からトーナメントを引っ張るローリー・マキロイ(北アイルランド)も、この日は出だし1番から3連続ボギーを叩く乱調で3オーバー75。通算8アンダーまでスコアを落としアンダース・ハンセン(デンマーク)、トーマス・エイケン(南ア)に並ばれたものの、かろうじて首位タイの座は死守。展開はトップから3打差までに20人がひしめく大混戦となっている。特に1打差の4位グループは層が厚く、復活Vを目指すタイガー・ウッズ(米)やセルヒオ・ガルシア(スペイン)の他、強風の中7アンダー65のベストスコアをマークしたアルバロ・ベラスコ(スペイン)、ツアー屈指の飛ばし屋アルバロ・キロス(スペイン)ら錚々たる顔ぶれ。誰が勝ってもおかしくない戦況だ。

 その中でも注目は、かつて世界ランク2位まで上り詰めながら極度のスランプに陥り、現在同ランク79位まで後退しているガルシア。この日は17番で風を読み違えダブルボギーとするまで単独トップに立っていたが、「仮にあそこでダブルボギーを叩いていなければ10アンダーで上がれただろう。でもゴルフに“たられば”は禁物。大事なのはこうして優勝圏内で戦っていること」と引きずる様子はない。1打差の4位タイで迎える最終日、2008年11月のHSBCチャンピオンズ以来となる優勝を逆転Vで飾れるか。

 タイガーやガルシアら30代のビッグネームに負けじと奮闘するのが、首位タイに立つ21歳のマキロイと27歳のエイケン。マキロイは「今日のラウンドには全く満足していない。風も難しかったけど我慢が足りなかった。後続をリードして最終日を迎えたかったのにそれが出来ずに残念。最終日は早い段階でチャージをかけた者が優位な展開になるだろう。バックナインは得意なので前半いかにスコアを伸ばせるかが勝負のカギ」と、自身2年ぶりのツアー通算2勝目に意気込み十分。一方のエイケンは「優勝を意識すると結果に一喜一憂しやすくなる。ボギーでもバーディでも動じず自分のゴルフに集中したい」と無欲でツアー初Vを目指すつもりだ。

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