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タイガー、パット復調に「良い方向へ向かっている」

2011/03/14 10:32
タイガー、パット復調に「良い方向へ向かっている」

 

 パッティングが復調してきたタイガー・ウッズ(米)にようやく笑顔が戻った。

 世界ランクトップ50が勢揃いしたWGC-キャデラック選手権(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)は現地時間13日に最終ラウンドを行い、前日までパットの不振から低迷していたタイガーが7バーディ(1ボギー)を量産する猛チャージで6アンダー66をマーク。通算8アンダー10位タイまで順位を上げ4日間の競技を終了した。

「ショットもパットも良かった。何より質の高いショットが多く打てたのが嬉しい」と今季ベストラウンドを振り返ったタイガー。初日、2日目は3メートル以内のパットが全く入らず1ラウンド30パット以上を費やしたが、この日は『25』パット。3メートル以内はパーセーブであれバーディパットであれほとんど沈め、「(パットが入ったから)流れを途切れさせることなく最後まで良いプレーを続けることが出来た」と納得の表情を浮かべた。

 前日の第3ラウンドでパターをスコッティキャメロンからナイキに替えて28パット、25パットとその効果はてきめん。何でも「芽がきつく遅めのグリーンにはナイキのパターの方が合っている」のだとか。「今日みたいに良い流れで噛み合ったゴルフはここしばらくしていなかった。すべて進化の途中で良い方向へ向かっていることは確か。このままの調子を保ちながらピークに持っていきたい」と、来月に迫ったメジャー初戦のマスターズに照準を合わせるタイガー。「(マスターズに)勝てると思うか?」という問いかけにはニヤリと笑い「そうだね、もちろん」と白い歯を見せていた。

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