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米女子ツアー、日本の復興支援に義援金2,000万円

2011/03/21 12:14
米女子ツアー、日本の復興支援に義援金2,000万円

 

 今シーズンから新規大会として始まった米女子ツアーのRRドネリーLPGAファウンダーズカップ(現地時間18〜20日/アリゾナ州、ワイルドファイアGC)。このトーナメントでは優勝者に賞金は授与されず、賞金総額100万ドル(約8,000万円)のうち50万ドルがLPGA基金に寄付され、残りの50万ドルがトップ10入りした各選手の指定する慈善団体に寄付されることになっていた。

 米女子ツアーの公式競技ながら“チャリティマッチ”の様相を呈した今大会で、見事に優勝を飾ったのはカリー・ウェブ(豪)。世界ゴルフ殿堂入りも果たしている36歳のウェブは、大会前までトップ10入りした際の寄付先にクリストファー&ダナ・リーブ基金(身体障害者支援の慈善団体)を指定していたが、今月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け日本への支援も決意。優勝した場合の寄付額である20万ドル(約1,600万円)の半分を、米国赤十字社を通じて日本の義援金として贈るという。

 また、今大会の冠スポンサーを務める米国商業印刷大手の『RRドネリー』は、大会3日間の計54ホールのうち15番から18番の4ホールを「Japan Relief Zone(日本救済ゾーン)」と名付け、毎ラウンドで1バーディにつき100ドル、1イーグルにつき500ドルをユニセフを通じ日本支援のために寄付すると発表。第1、第2ラウンドでは出場全選手合わせてバーディ228個とイーグル4個がマークされたが、『RRドネリー』は予選カットで選手数が減る最終ラウンドでの寄付額を増加すると再発表。1バーディにつき500ドル、1イーグルにつき1,000ドルとなった最終ラウンドでは残念ながらイーグルなしに終わるも、バーディが57個出たことにより大会3日間の合計額は53,300ドル(約430万円)となった。

 さらに、優勝者のウェブに加えトップ10入りしたポーラ・クリーマー(米/2位タイ)、ヨー・スヨン(韓/7位タイ)、サンドラ・ガル(独/10位タイ)、サラ・ジェーン・スミス(豪/10位タイ)も賞金の寄付先として日本復興支援を希望しており、今週の米女子ツアーで集まった日本への義援金総額はおよそ2,000万円に達する見込みとなっている。

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