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藍が9位タイ浮上! さくらは猛追3位

2010/05/08 17:22
藍が9位タイ浮上! さくらは猛追3位
初日の出遅れから9位タイまで浮上し、最終ラウンドを迎える藍。海外と国内を股にかけた2週連続優勝の快挙なるか!? (写真撮影:内田眞樹)

 

 国内女子ツアー今季公式戦初戦のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ(茨城・茨城ゴルフ倶楽部 西コース)は8日、第3ラウンドの競技を行った。20位タイからスタートした注目の宮里藍が、ノーボギーの3アンダー69でホールアウト。通算1オーバーまでスコアを盛り返し、宋ボベ(韓)、ニッキー・キャンベル(豪)、イ・ソナ(韓)、マリア・イイダ(ブラジル)と並ぶ9位タイへ浮上した。

 通算7アンダーとした前日のトーナメントリーダー、モーガン・プレッセル(米)が単独首位をキープ。2打差の単独2位に今季1勝の服部真夕、通算4アンダー単独3位にバーディラッシュ(5バーディ)を披露した横峯さくらが続いた。さらに通算1アンダー4位タイに世界ランキング4位のヤニ・チェン(台)らがつけている。

 この日の宮里は完ぺきなゴルフで上位を追撃した。第2ラウンドに続き1番でバーディ発進を切ると、スコアを伸ばしたい5番パー5できっちりバーディを奪取。中盤以降は難コース相手にパープレーに終始したものの、17番パー5で3つ目のバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がった。

 今大会で宮里が優勝すれば、日本人として初めて世界ランキング1位へ上り詰めると同時に、国内女子ツアー史上最速で生涯獲得賞金4億円を突破する。トップを走るプレッセルには8ストローク離されているものの、今季の宮里の爆発力を持ってすれば逆転は不可能ではない。本人も「メジャー大会だから、最後まで何が起こるかわからない」と語っており、最終日の18ホールを終えるまで“優勝”の二文字を見据えて戦う心づもりだ。

 その他、米ツアーから参戦している上田桃子が通算4オーバーで不動裕理、飯島茜らと同じ19位タイ。今季2度目の予選通過を果たした竹村真琴が通算6オーバー単独27位、ディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶはこの日もアンダーパーをマークできず(1オーバー73)、通算7オーバー28位タイに沈んでいる。

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