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未勝利の3人が一歩リード A.スコット連覇へ3差5位タイ

2011/04/17 11:04
未勝利の3人が一歩リード A.スコット連覇へ3差5位タイ

 

 ツアー未勝利の伏兵がリーダーボードの上位を独占。連覇を狙うアダム・スコット(豪)らがニューカマーを追う展開となった。

 米男子ツアー、バレロ・テキサス・オープン(テキサス州、TPCサンアントニオ)は現地時間16日、第3ラウンドの競技を終え、ルーキーのブレンダン・スティール(米)が通算7アンダーでトーナメントをリードした。1打差の2位にツアー2年目のキャメロン・トリンガル(米)が続き、通算5アンダー3位タイにケビン・チャペル(米)とブラント・スネデカー(米)がつける展開。

 さらにディフェンディング・チャンピオンのアダム・スコット(豪)が通算4アンダーでチャールズ・ハウエルIII(米)、パット・ペレス(米)と並び5位タイ。ベテランのリッチ・ビーム(米)、チャーリー・ホフマン(米)が通算3アンダー8位タイから逆転Vのチャンスを伺っている。

 スネデカーを除くトップ3に共通するのがツアーでまだ勝ち星がないということ。今月の5日に28歳になったばかりのスティールは昨年ネイションワイドツアーの賞金上位に入り今季PGAツアー昇格を果たしたが、今シーズン出場11試合で予選落ち6回。最高位はファーマーズ・インシュランス・オープンの17位タイと本領を発揮出来ていない。だが風がおさまったこの日は後半5バーディの猛攻で4アンダー68をマーク、初優勝に王手をかけた。

 しかしスティール他、初優勝を狙う選手たちの前の立ちはだかるのが、このコースを知り尽くした“先輩”の存在。特に連覇を狙うスコットは風の強いオーストラリアで生まれ育ったため、強風の予報が出ている最終日は優位な展開に持ち込めそう。3月のWGC-キャデラック選手権で6位タイに入ったあと、マスターズで2位タイに食い込むなど目下絶好調のスコットが勝敗の鍵を握ることになりそうだ。

 一方、5試合ぶりの予選突破を果たした今田竜二も徐々に調子を上げている。この日は出だしの1番でボギー、6番パー4では痛恨のダブルボギーを叩きズルズル後退するかに思われたが、後半立ち直って上がり5ホール中4つのバーディを奪い2アンダー70でホールアウト。通算1オーバーとし、前日の57位タイから30位タイまで順位を上げた。

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