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B.ワトソン、プレーオフ制し今季2勝目ゲット!

2011/05/02 11:13
B.ワトソン、プレーオフ制し今季2勝目ゲット!
B.ワトソンはW.シンプソンとのプレーオフを制し、今季2勝目を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 飛ばし屋ブッバ・ワトソン(米)が産みの苦しみを乗り越えプレーオフ2ホール目でバーディを奪い、初優勝を狙ったウェブ・シンプソン(米)を退け今季2勝目を飾った。

 米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ(ルイジアナ州、TPCルイジアナ)は現地時間1日に最終ラウンドを行ったが、前日トップタイのワトソンとシンプソンが通算15アンダーで並び決着はプレーオフにもつれ込む。

 18番パー5で行われたサドンデス1ホール目を両者バーディで分け合い、迎えた2ホール目。ティーショットを曲げバンカーにつかまったワトソンに対し、シンプソンはきっちりとフェアウェイセンターをキープ。ところがバンカーから2オンに成功したワトソンに対し、シンプソンはフェアウェイの絶好のポジションから距離感を誤ってグリーン手前のバンカーにつかまってしまう。バンカーから寄せきれずバーディならなかったシンプソンの目の前で、ワトソンが1メートルのバーディパットをねじ込み栄冠を引き寄せた。

 実はワトソン、この試合に出場する予定ではなかったのだとか。しかし会場から車で4時間の場所に住む母モリーさんが「あなたがプレーする姿を見たい」と息子に懇願。「きっとあなた、良いプレーをするわよ」とまで予言していたという。見事母の予言は的中し、息子は初日から首位の座を守り抜いてファーマーズ・インシュランス・オープンに続く今季2勝目をゲット。昨年のトラベラーズ選手権で初優勝を挙げてから10か月で3勝のハイペースである。

 一方、出だしバーディ、イーグルで快調な滑り出しを見せ、途中ワトソンをリードしたシンプソンだったが、勝負どころの15番でアドレスに入った際、ボールが動いたことで1打罰を受け痛恨のボギー。そこでワトソンに並び返されて念願の初勝利はお預けとなった。

 その他上位は02年の今大会チャンピオン崔京周(韓)とトミー・ゲイニー(米)、ジェイソン・ダフナー(米)が通算13アンダー3位タイに入り、通算12アンダー6位タイにマット・ジョーンズ(豪)とジョージ・マクニール(米)の2人。世界ランク2位のルーク・ドナルド(英)が最終日に3つスコアを伸ばし、通算10アンダー8位タイに食い込んだ。

 なお、今田竜二は予選で姿を消している。

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