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藍、M.プレセルらが被災地への思いを胸に参戦!

2011/05/04 12:16
藍、M.プレセルらが被災地への思いを胸に参戦!

 

 宮里藍、モーガン・プレセル(米)、ナ・エン・チョイ(韓)、宮里美香ら米女子ツアーのプレーヤーたちが、未曾有の大災害に見舞われた日本の女子ツアー今季最初のメジャー大会に駆けつけた。

 国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは5日、茨城県・茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に開幕する。3月11日の東日本大震災の被災地でもあり、いまだ完全に安全が確保されていない福島第一原発からもそう遠くない茨城県が舞台ということで最後まで開催の是非が検討されたが、大会2週前にようやくゴーサインが出て開催にこぎつけた。

 それだけに出場選手たちの思いは熱い。ディフェンディング・チャンピオンのプレセルは、日本から離れる外国人も多い中、出場を決断。日頃からチャリティ活動に熱心なだけに、出場宣言とともに同大会での獲得賞金の半分を米国赤十字社を通じて東日本大震災の被災者に寄付することも発表している。ここまでいった以上、狙うのは当然大会連覇とばかりに燃えている。

 日本のエース、宮里藍も一時帰国して参戦。今季は国内開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントで予選落ちの憂き目に遭い、米ツアーでもいまだ未勝利という状況だが、「調子自体は尻あがりによくなっているので楽しみにしています」と大きな瞳を輝かせた。

 先週、国内ツアー通算50勝目となる今季2勝目を飾ったばかりの不動裕理、チョイと同組で回る予選ラウンドもモチベーションアップに一役買っている。「開催してくれたことがうれしい。一生懸命取り組むことが大事。小さい勇気になるようなプレーをできればと思います」とやる気満々だ。

 また、米ツアーでも光るプレーを見せている宮里美香も、今季日米メジャーの全賞金を被災地に寄付する心意気を見せており、「日本の皆さんに宮里美香のアグレッシブなゴルフをひとつでも見て欲しいと思います」と強い意気込みを語った。昨年、日本女子オープンゴルフ選手権競技で国内メジャー初優勝を飾ったのも同じ茨城県(大利根カントリークラブ 東コース)。ゲンのいい土地で、メジャー2勝目を挙げて、優勝賞金2,400万円をポーンと寄付する心構えだ。

 もちろん横峯さくら、アン・ソンジュ(韓)、有村智恵ら日本ツアーの実力者たちも参戦。被災地への思いをメジャーの舞台で表現するに違いない。

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