国内メジャー初戦、藤田が好発進！　遼は苦戦

　国内男子ツアー、今季最初の公式戦となる日本プロゴルフ選手権大会　日清カップヌードル杯が12日、小野東洋ゴルフ倶楽部（兵庫）を舞台に開幕。第1ラウンドを終えて、ジェイ・チョイ（米）と、この日21歳の誕生日を迎えた金亨成（韓）が5アンダー66で回りトップに立った。

　首位の2人と1打差の3位タイには、藤田寛之、松村道央、宮瀬博文、J・B・パク（韓）、ノ・スンヨル（韓）の5人が並ぶ。今季マスターズ初出場を果たした藤田は、今季これまでの国内ツアー3戦で最高位が12位タイ。残る2戦では22位タイとやや苦しんでいるが、この日は5バーディ、1ボギーの4アンダー67でラウンド。昨年の賞金ランキング2位が本領発揮の好発進を見せた。

　この大会から操作性と難易度の高いマッスルバックのアイアンを導入した石川は、1バーディ、1ボギーのイーブンパー71でディフェンディング・チャンピオンの谷口徹らと並ぶ37位タイ。18ホールで33パット、1パットに収まったのは3ホールのみという内容で、なかなかバーディの来ない我慢のゴルフになった。

　また、2年前のこの大会でツアー初優勝を遂げたホストプロの池田勇太は、3バーディ、2ボギーで1アンダー70の21位タイ。今大会では、東日本大震災の復興支援活動の一環として、1バーディにつき100食のカップめんを寄付するという活動を行っている池田。より多くの救援物資を送るため、第2ラウンド以降もバーディを狙っていく。

　その他、昨季賞金王の金庚泰（韓）は3アンダー68で、首位に2打差の8位タイ。薗田峻輔が2アンダー69の13位タイ。尾崎将司は1オーバー72の53位タイとなっている。