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G.マクドウェル自滅… 欧米で明暗分けた北アイルランド勢

2011/05/16 12:42
G.マクドウェル自滅… 欧米で明暗分けた北アイルランド勢

 

 スペインで行われた欧州ツアーのイベルドロラ・オープン(プーラGC)でダレン・クラーク(北アイルランド)が3年ぶりの復活Vを飾る中、米男子ツアーの準メジャー、ザ・プレーヤーズ選手権(フロリダ州、TPCソーグラス)で優勝争いを演じた同郷のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)の悲願は無惨な形で打ち砕かれた。

 同大会は3日目が雷雨の影響で順延となり、最終日(現地時間15日)に第3ラウンドの続きと最終ラウンドを行う変則となった。そんな中、午前中に行われた第3ラウンドを終え単独トップに躍り出たのが昨年の全米オープン覇者、マクドウェルだった。

 マクドウェルは先日急逝したスペインの星セベ・バレステロスが生前、メジャー大会で好んで着用していたトレードマークのネイビーブルーのウェアを身にまとい、米ツアー2勝目を亡き先輩に捧げる決意で最終ラウンドをスタートさせた。一足先にクラークが久々の勝利をバレステロスに捧げたように…。

 ところが5番でこの日唯一のバーディを奪ったものの、6番以降はショットが乱れ、同組で粘り強いプレーを続ける崔京周(韓)、デビッド・トムズ(米)とは対照的にズルズルと後退。上がり2ホールではいずれも池につかまる失態でダブルボギー、ボギーと散々のフィニッシュ。結局最終ラウンドだけで7つスコアを落とし、通算5アンダーでトップから33位タイへ急降下して4日間の競技を終えた。

「やること、なすことすべてが裏目だった。長丁場で疲れが出たのかもしれない」と肩を落としたマクドウェル。それでも来月に迫った全米オープンでは連覇を目指し「最高の仕上がりで臨みたい」と前を向いた。

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