藍終始リードで快勝！　ベスト16進出

　中盤の激しい雨にもめげず、宮里藍が対戦相手を終始リードする快調なゴルフで3回戦進出を決めた。

　女子のトッププレーヤー64人が集結した米女子ツアーのサイベース・マッチプレー選手権は現地時間20日、ニュージャージー州ハミルトン・ファームGCを舞台に2回戦の16マッチを終了。1回戦を突破するのに21ホールの長丁場を戦い辛勝で2回戦にコマを進めた宮里は、韓煕円（韓）相手に出だし2ホール連続バーディの先制パンチで優位な展開に持ち込むと、雨が激しくなった中盤にボギーを叩きながらも、8番、9番、11番、12番でバーディを奪い、韓に1度もリードを許すことなく3アンド2で快勝した。

「出だしの連続バーディが効きました。良いスタートを切ることが出来て良かったです。中盤は雨が凄く強くなって自分自身をコントロールするのが難しかったけれど、後半まで集中力が途切れなかったです。雨が降ってからランが出ずコースが長く感じたし、いくつかミスショットもありましたけれど、勝ててラッキーです。韓さんはあまり調子が良くなさそうだった」

　ベスト16進出を決め感想を述べた宮里は、今季はここまでトップ10入りがなく、世界ランクもわずかながら後退（現在7位）。ただ、4年前にのマッチプレー形式の試合（HSBC女子世界マッチプレー選手権）で準優勝したこともあり、ここまでくれば波に乗ることが出来そうだ。3回戦は日米を股にかけて戦うインビー・パーク（韓）との対戦が待っている。

　その他、世界ランク上位陣が順当に勝ち上がり、ヤニ・ツェン（台）、クリスティー・カー（米）、ナ・エン・チョイ（韓）、ミッシェル・ウィー（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）らがトップ16入り。注目のポーラ・クリーマー（米）対カリー・ウェブ（豪）の強豪対決は、クリーマーが1アップの僅差でウェブを下し3回戦進出を決めた。

　なお、宮里美香は1回戦ですでに姿を消している。